１００年程前から、ハーヴェス王国から南西にある離島「ソルダン島」に住み着いていた先住民。その魔力は当時神格を得ようとした魔神に恐れられ、肉体を滅ばされている。その魔神に対抗する為、魂だけになった彼女は「ソルダン島」の住人に、夢を結晶として具現化させる力を分け与えることにした。又、一部の住人には、その夢の中に入ることができる力（「夢渡り」と呼ぶ）も分け与えた。魔神は住民の夢の中に潜んで恐怖や不安を煽り、信仰心を得ようとしていた。彼女が与えた力は、その魔神への信仰を過ちであると気付かせ、正しい信仰が何なのか導く為のものであった。
　神格を得て更なる力を得た魔神は「夢渡り」の力を持つ一人の住民によっておよそ３年間夢の中に封じ込められていた。その間に８人の冒険者の協力と「夢渡り」の力を持つ家族達によって討伐された。

　彼女は「夢渡り」の魔力の持ち主であると同時に、他人の身体に一時的に憑依する魔力も兼ね備えている。普段は夢の中でのみその姿を見かけるが、魔神の脅威が去って一段落した現在、偶然休眠状態で無事だったハイマンの身体に憑依して地上に姿を現すこともある。