容姿・経歴・その他メモ

この世界に生きるすべての人類の罪の証明あるいは■■■の善意。
地下深くに封印された魔動機文明時代の軍事施設から這い出てきたルーンフォーク。
底抜けのお人よしで人懐こく、瞬く間に社会に溶け込んで冒険者としての地位を確立する。
多少自己犠牲精神が強いものの、概ね人格には問題ないと判断され、いくつかのパーティーに参加している。
通常のルーンフォークと異なり、過去に死亡した同型機の記憶を一部受け継いでいるらしい…

魔動機文明末期に、異世界からの侵略を警告するためにやって来た機械人の亡命者がいた。
その機械人は異世界の神の「善意」の一面を取り出したものであり、差し伸べた手に嘘偽りはなかった。
その人物は当時の政府に可能な限り詳細な情報を差し出したが、見返りに彼らが行ったのは保護ではなく、未知の技術に満ちた被検体の解剖であった。
遥かに進んだ異界の技術は大いなる進歩をもたらしたが、果たして異世界からの侵略軍は本当にやって来た。
この時になって慌てた政府首脳が行った対策は、機械人のコアユニットを基にした人造兵士の量産であった。
かくして、人造兵士は量産されてはすり潰され、その献身によって異世界からの侵略は停止した。
しかしこの戦いで疲弊した魔動機文明が、勢いを盛り返した蛮族によって滅ぼされたのは皮肉としか言いようがない。
アルマラの型番9742号とは、即ちこれまでに9741の同型機が「消費」されていったことを示している。

「やれやれ。善意とやらでできているだけあって、人を疑わないから楽に事が運んだな。さて、それでは楽しい解体を始めようか。」～オリジナルのメモリー領域に残る最期の記憶～

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