何かに追われているような雰囲気を持つ青年。一人称は僕。何もできずにすべてを失ったことがトラウマとなっており、「救う」事に強い執念を持っている。自身に迫る危険を一切顧みない事も多い。

身長:119㎝/体重:30㎏
外見:やや濃いめの水色の髪・紫色の瞳

フィズはとある村の職人の家で居候していた両親の元で生まれた。職人の家族公認で住み込んで居たため、隠れて暮らしたりはしていなかった。そのため、自身の両親だけでなく、その職人の家族たちからも愛されて育っていった。
成長してからは、職人の作業を手伝ったり、その職人の娘と遊んだり、たまに数日ほど家から抜け出して怒られたりと、平和で充実した日々を送っていた。その娘からは結構な頻度でラブコールを送られていたが、フィズにとっては家族同然の存在だったからか、それとも単に鈍感なだけだったのか、フィズ本人がそれに気づくことはなかった。本人たちは知る由もないが、「どうやったらフィズを振り向かせてあの2人をくっつけられるか」という、両両親による家族会議が開かれたこともあるという。
しかし、そんな騒がしくも暖かかった日々は、突如失われることとなった。ある日、村が蛮族たちに襲撃されたのだ。
慣れ親しんだ村は焼けて崩れ落ち、昨日まで共に過ごしていた命は失われていく。当時のフィズは、両親に言われた場所で隠れ潜んだ場所で、そんな地獄の光景をただ見ていることしかできなかった。
…暫くして、その場所に残ったものは、崩壊した建物に村の人や家族だった数多の亡骸、そしてその場所に呆然と立ち尽くす、一人生き残ったフィズだけだった。
何もできずにすべてを失った。そのことが心に深く突き刺さったフィズは、失うことに強い恐怖心を抱くこととなり、その恐怖心に突き動かされるように村の跡地を後にした。
その後、フィズはとある街で、その恐怖心と一つの決意に突き動かされるように冒険者登録を行った。
―――何も失いたくない、手が届くなら全部救いたいと、どこか危ういものを心に秘めて。

1回目 9,5,4,7,7,8
2回目 5,5,8,4,9,7
3回目 5,4,6,7,8,5

A1-3 子供の頃に家出したことがある
A5-2 まだ恋をしたことがない
B3-1 告白されたことがある

5-1 故郷を滅ぼされたので

カラーコード：89C3EB