アセンダンス(マギレプリカ・オルタレーション)
- 知能
- 命令を聞く?
- 知覚
- 機械
- 反応
- 命令による?
- 言語
- 魔動機文明語
- 生息地
- なし
- 知名度/弱点値
- 14/19
- 弱点
- 雷属性ダメージ+3点
- 先制値
- 17
- 移動速度
- 36
- 生命抵抗力
- 12 (19)
- 精神抵抗力
- 10 (17)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙 | 12 (19) | 2d6+13 | 10 (17) | 9 | 71 | 22 |
特殊能力
○「機械の身体」
○「模倣機関」
このキャラクターが発生させるあらゆる物理ダメージ・魔法ダメージは、「分類:人族」「分類:蛮族」に対して「+2」点されます。
○「双牙」
牙の攻撃が命中した場合、ダメージ決定を2回行い、その両方を対象に与えます。
○「痛恨撃=+6点/10」
▶「風刃機構/10(17)/精神抵抗力/半減」
風の刃を放ち、「射程/形状:30m/起点指定」として、3体までの対象に「2d+10」点の魔法ダメージを与えます。
こうして対象にしたキャラクター1体につき、3点のMPを消費します。
▶「死角攻撃/12(19)/危機感知/消滅」
高い機動性を活かして死角へ潜り込み、爪による一撃を加えます。
「射程:接触」の「対象:1体」に、「2d6+18」点の物理ダメージを与えます。
対象は戦闘中、同名の効果を一度でも受けていた場合、この効果に対する危機感知判定に+4のボーナス修正を得ます。
この効果は連続した手番に使用できません。
≫「対人兵器/11(18)/生命抵抗力/消滅」
自らを中心に「半径6m/20」の範囲に細かい金属片を撒き散らして攻撃し、「20」点の物理ダメージを与えます。
この効果は1ラウンドに1回、合計で2回までしか使えません。
戦利品
- 自動
- 鉄の牙(120G/赤黒A)*2
- 02~06
- 魔動骨子(360G/黒A)
- 07~10
- 希少な魔導部品(900G/黒白A)
- 11~
- 希少な魔導部品(900G/黒白A)*1d3
解説
マギレプリカ・オルタレーション
詳細
「自然に学ぶ」事により製作された魔動機群、マギレプリカ。 動物の持つ工学的機能や造形を取り入れ、既存の動物より強力なモノとする。
無数に作られた魔動機の獣が、その試みが成功した事の証左だと言ってもよいだろう。
マギレプリカ・オルタレーションはその発展形である。 動物をモチーフに作られたマギレプリカをベースに、より戦術的な改良を施す。
兵器、機械であるからこそ可能な機能搭載を容赦なく行い、更には文明の発展により得られた保存技術から、幻獣の生来部位すらも兵器の部品として取り入れる。
魔動機と言うものが"道具"である事に目を瞑り。 万が一その被造物が製作者へ向く可能性から目を逸らし。 徹底的に兵器開発として進めたものが、コレだ。
尤も、これはものと言うより。 試みと呼ぶ方が正しいのかもしれないが。
要する所、試みは失敗した。 正確には、成功した上で兵器としての使用が困難になった。
それが何故かと問えば、魔動機文明時代に生まれた魔剣もあるのだ、と言う答えになる。 ……元より魔剣と言うのは大抵、理外に在るものだ。
意志を持ち、主を探し、迷宮を作る。 それが魔動機研究のような機械的なプロセスにより制御可能であれば、今頃魔動機文明時代は終わっていまい。
……それは、つまり。 ……失敗の原因としては。
"やり過ぎた"のだ。 この魔動機群……いいや、彼らは、魔剣として成立してしまった。 彼らは魔動機でありながら、研究者達によって管理が困難な指標によって、主を選定し始めた。
無論、使い手を選ぶ兵器など。 オーダーメイドの一品ならともかく、魔動機文明の兵器としては落第も良い所である。
諦めの悪い研究者により幾数種類、幾数頭が作られたものの、その悉くが失敗。 オルタレーションの試みは凍結された。
強力な兵器として作ったのだが、意思を持っては処分もままならず。 その殆どは放棄……或いは、厳重に保管されている。
幸いだったのは、処理手段がゼロでは無かったことだ。 後出の計画である"ニューエイジ"計画。 新たな人族を作り上げる試み。
その詳細は省くが、彼らに埋め込まれた命令用の機械端末の大半が、オルタレーションとの接続を可能としていた。
構造上は接続が可能な理由は存在せず。 ならば、特別な主であると言う事実が、同じ思想の元作られた"魔剣"である彼らにとって、共通する担い手の条件だったのだろう。
アセンダンス
詳細
アセンダンスは対蛮族戦闘(つまり、自然と対人族戦闘も)を見越して設計・構築されたオルタレーションである。
ベースは敵対対象精鋭へ致命打を与える事が可能な構造をしていながら、搭載された兵器は対多数を見越していた。
これらの理由は、アセンダンスは戦局を傾ける為の兵器ではなく、複数投入により一度得た優勢を決定的なものにする事。
高い機動性により、生半可な魔動機を置き去りにする速度で敵陣へ喰らい付き、反攻の目を折り、敵勢力を蹂躙する。
……構造の上では非常に強力かつ現実的に実現可能、だったのだが。 オルタレーションの失敗は既に語られた通りである。