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テルゼレル
分類:蛮族
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 3
- 言語
- 交易共通語、汎用蛮族語
- 生息地
- さまざま
- 知名度/弱点値
- 12/15
- 弱点
- 断空属性ダメージ+3点
- 先制値
- 13
- 移動速度
- 16/-
- 生命抵抗力
- 7 (14)
- 精神抵抗力
- 7 (14)
| 攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 拳聖の一撃 | 6 (13) | 2d+7 | 6 (13) | 6 | 40 | 16 |
特殊能力
[主]2回攻撃
両手の双拳で、1体の対象を2回攻撃します。
[常]ジャイアントスイング/7(14)/生命抵抗力/消滅
「[主]2回攻撃」が両方とも命中した場合、対象を抱え上げ、遠心力で投げ飛ばします。
対象は、自軍後方エリア(基本戦闘)、または、この魔物が選ぶ任意の方向10m(上級戦闘・熟練戦闘)に投げ出され、転倒します。
「二足歩行」かつ「部位数:1」の対象にのみ効果があります。
[宣]インファイトⅠ
戦闘特技《インファイトⅠ》と同じ効果です。
戦利品
- 自動
- 禍々しき呪紋片(70G/金黒B)
- 2-9
- リンと静かに鳴る鈴(120G/白A)
- 10-
- 鈴付きの黄金腕輪(240G/金白A)
解説
テルゼレルは赤銅色の肌と三つの瞳、無駄を削ぎ落としたしなやかな筋肉を持つ、四腕の拳闘蛮族です。
その体は儀式により鍛え抜かれ、すべての動きが「型」として整えられており、宗教的儀礼のような気配を帯びています。
手足の先には角質化した拳が備わり、鋼鉄よりも重く速く、破壊の意志を秘めて振るわれます。
腰布や腕輪などの装飾は、かつて東方にあったとされる「拳の王朝」の意匠を継ぐものであり、常に微かに鳴る鈴音は、死を告げる鐘とも、神への捧げ物の合図とも伝えられています。
テルゼレルは闘神像に勝者の血を捧げる儀式によって生み出された人工の蛮族です。
同胞を持たず生まれながらに「勝利」という価値のみに生きることを刷り込まれています。
そのため上位蛮族の指示で軍勢に加わることはあっても、それは命令として仕方なく従っているに過ぎません。
戦場に立てば常に最前線で敵と一対一の勝負に身を投じます。
また、彼らの皮膚に刻まれた呪紋は単なる模様ではなく、かつての拳闘士たちが魂を削って刻んだ「武の誓約」とされ、その呪いにより夢の中に幻影の王が現れ、無数の戦技を囁くといいます。
テルゼレルにとって戦いとは「語るべき言葉に代わる祈り」であり、彼らの拳が語るのは栄光ではなく、終わりなき修練と、己の存在証明なのです。