容姿・経歴・その他メモ

身長

210cm

体重

135kg

髪

白藍(たてがみ)

瞳

朱色

肌

新橋色(鱗)

経歴

C-2-5　卵を温めたことがある
A-1-3　子供の頃に家出をしたことがある
A-6-6　役に立たない知識を持っている

＜名前＞
ミルグレイン=フェロアロイ
Milgrain=Ferroalloy
長いので愛称：ミル

（ミルグレイン→装飾技法の１つ「ミル打ち」より。フェロアロイ→合金鉄）

身長:210cm　性別:女　生まれ:射手


＜経歴＞

厳格な武器職人の家に生まれた兄弟の紅一点。真ん中あたりで大所帯のため兄も弟もたくさんいる。
種族上とりあえず振れば武器にできなくもない所から始まりいわゆる一次加工を引き受ける工房のため、
繊細な技巧を凝らすより体力と根性で鉄・鉱石を変形させる体育会系職人集団に囲まれて育つ。
力は弟にも負けるしこんなところを継ぎたくないしそもそもなんか違う……と最初は家を抜け出す事数知れず。
好奇心は旺盛だったので家出をするたびにちょくちょく色々覚えて来るのだが、
いかんせん単なる興味レベルでの理解なのでどうでもいい事もよく覚え、
とんちんかん基天然レベルが爆上がりしていった。

しかしある日、いつものように家から逃げ出して遊びに行こうとしたところ、
町から出てすぐのところでたまたま魔物に一方的に蹂躙される一般市民を見てしまう。
自分も蛮族に目をつけられて逃げる際に、幼馴染にかばわれて蛮族から目をくらませることには成功。
その代わりに幼馴染の拷問の声を幼馴染が死ぬ瞬間まで聞き届けている。
以後「かばう」「自己犠牲」がほんのりトラウマ。
物理的にかばわれることが少ない遠距離職を志願した理由にもなっている。
（なので体術を取って前に出る、というスタイルは基本的にやりたがらない）
周りの暴走や幼馴染の背負ったハンデのサポートでそれまで通りの関係性とはいかず、
彼女はこの出来事を境におとなしくなり、以後家を抜け出す回数は激減した。

それからしばらくして。成人した彼女に父親から
「トレンドや新材料とか色々調べてきてくれるんなら、まあこの仕事そのまま引き継がんでも良いぞ」
と突然超ホワイトなコメントが送られる。継ぎたくない気持ちは健在だったので二つ返事で承諾。
今ならきっと大丈夫……と、昔のトラウマを克服するのも兼ねて彼女は冒険者として旅立つことを選んだ。


大柄な体格ではあるのだが、戦士としてガッツリ体を鍛える生活でなかったからかなんとなく安産体系。
他の人族は早々自分の身長を越えることがないので、「目上の人だから丁寧に…！」と気張ってないと
どんな年齢だろうがうっかり等しくお姉ちゃんとして接してしまうのを最近ようやく自覚した。



＜一般技能＞

ドクター：Lv1
ウェポンスミス：Lv4
ガーデナー：Lv1

家でやっていただけあって武器職人の知識はちゃんとある。
今でも父親からの修行課題をやっているので、さらにもう一段進める可能性があるのだが本人は謙遜している。
他は正直聞いたりだけのレベル。こちらは逆に「知ってますよ！」と目を輝かせてアピールしてくれるが
秀でているわけでもなく完全に変なトリビアを覚える温床になっている。



＜こぼれ話＞

ミルの「そもそもなんか違う」といった加工の様子とは、鱗の防護で身を守れるリルドラケン達が
引っかかるといけないからと不必要な布をできるだけ少なくした状態……つまりふんどし一丁で
ハンマーやナックルで巨大な素材を殴りまくってまともに加工できる状態にする作業のことを言っている。
鋳造で適切な大きさにできる鉄ではない、加熱したくない素材や変形が起きる大振りなものの加工に
それなりに一役買っている。ただしとにかく絵面がすごい。

最近ようやく、ミルが工房に身をおきたがらない理由がこれである事に父親や兄が気がつき始めてきた。
そして「え、女の子にあの格好でそんな事させるわけないじゃん……美人大事にして……？？」と
まとも？な（シスコンと子煩悩の）意見で満場一致している。
見かけに性差はないのにめちゃくちゃ中身が女の子してるのは大体こいつらのせい。


つまり冒険者になったのも最初からミルの勘違いが元なのだが、
いろんな技術や技法、その土地での武器･装飾品の加工のレポートに楽しさがにじみ出ているので、
大きい怪我する前に速く帰ってきて欲しいなあ……と思いながら父親は好きにさせているようだ。

セッション履歴

収支履歴