容姿・経歴・その他メモ

経歴表A　3-4　本来とは異なる性別として育てられた
経歴表A　5-2　まだ恋を知らない
経歴表C　1-6　純潔である

身長170cm　体重60kg

サフィール王国に仕える貴族、騎士の家系であるエンドラゴンの長男。
生真面目で心優しく、正義感に厚い神官戦士。

家族に一卵性双生児の姉、リースレット・エンドラゴンが居る。
リーズレッドはその影武者として育てられたのだが、当の彼女は修行という名目で始めた冒険者が想像以上に板に付いてしまって有名になってしまった為、家督は彼が継ぐ事になる。

社交界などでは姉が表舞台に出ていた為、公然の場で彼は”彼女”として扱われている(主に父親から)。

もっとも、別段彼は姉の事は嫌いではなく、寧ろ尊敬している。
姉の方も姉の方で、自分に悪い虫が付かない様に自らを男(彼)として振る舞っている。
一方で、彼もまた女性としての振る舞いの方が長い為、意識しない限り男としての自分を出す事はない。

だから、リズは彼女として生きていく事に何の躊躇いもなかった。
国の為に戦ってこそ騎士の誉れであり、その過程が、結末が死であっても恐れはない。
だが――彼が初めて出た冒険で、彼の信仰が揺らぐ出来事があった。

曰く、

『グレンダールは第二の剣イグニスによって神格を得た神なのではないか？』(ET.P45より)

彼の赴いた小さな村では、彼の信じる神はそんな疑義の眼差しを向けられていた。
かつて、グレンダールを信仰する蛮族に襲われた事があるらしい。
武神として強過ぎた炎の力は――確かに弱き人々には畏怖されても不思議ではない。

けれど――そんな事は断じて……。

悩める彼に対し、同じ依頼を受けた新人冒険者達は彼に言う。
自分の存在は、依頼遂行の邪魔になると。

信仰が揺らいだ訳ではない。
信念が砕けた訳でもない。
ただ――村人から向けられた憎しみに、仲間だった冒険者の言葉の刃に、彼の心は歪んでしまった。

たった、それだけの事。
それだけで――彼は神の声が聞こえなくなってしまった。

以来、滅私奉公の念が強くなり――次の機会があったならば、決して自分が枷になる様な行いはしてはならないと、ある種の強迫観念に囚われる事になってしまった。

尚、この辺りの事はシナリオには全く関係ないので、シナリオ中彼が彼であると知っている者(シナリオ側のNPCやPC)は、彼の事をリーズレッドとして扱って頂いて何の問題もありません(あくまで個人の設定なので)。

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