ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

デモニオ・アーラス - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

苦難の上に立つ少女(ダムセル・オン・ディストレス)デモニオ・アーラス

プレイヤー:ライア

私に「悲劇のヒロイン」は、似合わない

種族
ウィークリング(ミノタウロス)
年齢
14
性別
種族特徴
[蛮族の身体][暗視][剛力]
生まれ
斥候
信仰
“慈愛と復讐の女神”ミリッツァ
ランク
穢れ
2
10
7
6
8
8
8
5
7
6
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
器用度
18
敏捷度
18
筋力
18
生命力
12
知力
13
精神力
12
増強
増強
増強
増強
増強
増強
器用度
3
敏捷度
3
筋力
3
生命力
2
知力
2
精神力
2
生命抵抗
4
精神抵抗
4
HP
18
MP
12
冒険者レベル
2

経験点

使用
3,000
残り
0
総計
3,000

技能

グラップラー
2
スカウト
1
エンハンサー
1

戦闘特技

  • 《武器習熟A/格闘》
  • 《追加攻撃》

練技

  • 【ドラゴンテイル】

判定パッケージ

スカウト技能レベル1 技巧 4
運動 4
観察 3
魔物知識
0
先制力
4
制限移動
3 m
移動力
18 m
全力移動
54 m

言語

会話読文
交易共通語
汎用蛮族語
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
グラップラー技能レベル2 18 5 5
《武器習熟A/格闘》 1
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
刻印付きのイージーグリップ 2H 1 +1=6 10 12 +2=8
キック 1H# 0 -1=4 5 12 6
尻尾 2H# 1 +1=6 11 12 +2=8
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
グラップラー技能レベル2 18 5
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
ポイントガード 1 +1 0
合計:グラップラー/すべての防具・効果 6 0
所持金
0 G
預金/借金

所持品

冒険者セット
ドレス(カジュアル)
ドレス(フォーマル)
普段着(パーカー)5着
普段着(ズボン)5着
着替えセット14日分
化粧品セット
手鏡Sサイズ

保存食14日分

名誉点
0
ランク

名誉アイテム

点数

容姿・経歴・その他メモ

白髪碧眼の女性。
外見は完全に人間だが、ミノタウロスのウィークリングである。
盗賊に迷宮から連れ出され、奴隷として囚われるが檻を破壊して逃走、物乞いのような生活をしていたが角や尾が原因で迫害を受ける。
自身の容姿を憎み、角と尾を切り落とすがその時の痛みと多量の出血で失神、生死の境を彷徨うことになる。

その時、偶然通り掛かった魔法使い兼物書きのミリカという女性に保護され、治療を受ける。
角と尾はその時に、ミリカが趣味で習得していた外科技術と魔法によって人族と見分けがつかない程綺麗に"処置"された。

ミリカの書く物語を読んで育ったためか、時折少し言動がおかしく(厨二病)なる。

外見に気を遣う年頃の女子なので、イージーグリップや足につける格闘武器の無骨さに若干の抵抗がある。

ミリカ・アーラス

デモニオの保護者。売れない物書き。
ほとんど冒険者稼業で生計を立てており、魔法使いとしての腕はそこそこ。
趣味は日常生活でほぼ確実に使わないような技術を極めること。結果的に趣味で身に付けていた外科技術でデモニオを救う。
書いている小説は所謂異能バトルモノ。現世で言う「なろう系」。

履歴

或る夜の事・冷

がり、がり、がり。
「……………………」
路地裏に、骨を削るような音が響く。
牛の角が生えた少女が1人。
手には鋸、その刃は、少女の角に当てられていた。
がり、がり、がり、がり。
痛みはない、今はまだ。
ただ、無心で、手を動かす。
私が人になれない原因。
忌まわしい蛮族の血、醜い牛の双角。
私には、こんなもの────いらない。
がり、がり、がり、がり
「……っ、く」
突然、激しい痛みに襲われる。刃が神経に到達したのだろう。血が滲み、額を濡らす。

きつく目を閉じる。
血が目に入らないように、あるいは、潤んだ瞳から涙が溢れないように。
「く、ぅ、ぅ……」
がり、がり、がり、ごとん。
突然、頭が左に傾きそうになる。
左の頭が、重い。いや──
右の頭が、軽いのだ。
「……っはぁ、っはぁ」
やっと、片角。"それ"は、自分で思っていたよりも、大きく、そして重かった。
「はぁ……はぁ……」
痛みと、片角を切り落とした達成感で力が抜けそうになる。
でも。
「…………まだ、残ってる」
鋸の刃を、今度は左角に宛てがう。
そうだ、まだ残っている。
全部、全部、なくさないと。
がり、がり、がり、がり。
幸いと言うべきか、辛いと言うべきか。
右側の痛みで痛覚が麻痺しているようで、こちらはそこまで痛みを感じなかった。
がり、がり、がり、ごとん。
「…………っ」
血塗れになりながら、少女は自分の2本の角を、切り落とした。
頭が軽い、角が無くなったから。

だけでは、ない。
血を流しすぎたのだ。
吐き気と、寒気と、浮遊感。
「ふぅ……ふぅ……はぁ……」
当然、少女に傷口を焼く、などという処置が思いつくわけも、それをするだけの器具も、あるわけがなく。
少女の足元には小さな血溜まりが出来ていた。

眠い。

寒い。

意識が途切れそうになる。
だけど、まだ終わりじゃない。
忌まわしい蛮族の血は、まだ残っている。
「…………さい、ご」
鋸を取り落とし、ポケットからナイフを取り出す。
そのまま後ろ手に自分の尻尾を掴み、根元に刃を宛てがい、

ざくり。

「…………っ、ぎ、ぃ」
ナイフを持つ手に思い切り力を込める。
痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。
角を切る痛みよりも、鋭い痛み。
ギリギリで堪えていた涙が溢れ出す。
血液でナイフを持つ手が滑る。
足元の血溜まりが、さらに大きくなる。

それでも、やめない。


「……っアァァ!!」
ぶちっ。
切った。と言うより、引きちぎった。
凄まじい痛みと、多量の出血。

牛の角、牛の尻尾。
蛮族────ミノタウロスの象徴であるこのふたつを、少女は失った。
これで、彼女を蛮族と呼ぶ者は減るだろう。
しかし、彼女がそのために支払った代償は、とても大きかった。

「…………ぁ」

ついに、少女の足から力が抜ける。
膝をつき、崩れ落ちるように、倒れる。
白く染まっていく視界の中で、血溜まりに映る少女の顔は────

「────ふ、ふ」

ただ、幸せそうに笑っていた。

或る夜の事・温

────温かい。
何かに、優しく包まれているような、感覚。
まだぼんやりした意識の中で、目を閉じたまま、その心地よい感触に身を委ねる。
私は、死んだのだろうか。
「…………いっ」
角と尻尾……があった場所が「そんな訳ないだろう」と抗議するように痛む。
思わず頭を手で抑える……が。
「えっ……?」
角の断面で段差になっているはずのそこは、人の頭と同様になめらかになっており、布のようなものが巻かれていた。
恐る恐る尻尾のあった場所に手を触れると、こちらも人間のように、なめらかになっていた。
「おや、目が覚めたかな」
誰かの声がする。
ゆっくり、目を開ける。
そこは、木造の小屋だった。
決して綺麗ではないが、散らかっているわけでもない。ベッドと────私はベッドの上で毛布に包まれ横たわっていたらしい────テーブルと、安楽椅子。テーブルの上にはティーセットと茶菓子が置かれている。部屋の隅では小さな暖炉が、優しい光を放ちながら音を立てている。そして────
「そして、その安楽椅子には絶世の美女が座り優雅に本を読んでいた。」
……誰だろう。
「目覚めのキスが必要かとも思ったけど、そんなことなかったみたいだね、お嬢さん」
…………本当に誰だろう。
それが、彼女…………ミリカ・アーラスとの出会いだった。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
取得総計 3,000 1,200 0 0

収支履歴

冒険者セット::-100
刻印付きのイージーグリップ::-360-200
ポイントガード::-100
ドレス::-100*2
普段着(パーカー)::-6*2
普段着(ズボン)::-8
着替えセット::-10*2
化粧品セット::-100
手鏡Sサイズ::-50
保存食1週間分::-50

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