ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

"五身合体"No.1(ブルーティユース(胴体)) - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖
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"五身合体"No.1(ブルーティユース(胴体))

分類:魔動機
知能
人間並み
知覚
機械
反応
中立
穢れ
1
言語
魔動機文明語
生息地
遺跡
知名度/弱点値
15/19
弱点
命中力+1
先制値
20
移動速度
40/40(飛行)
生命抵抗力
13 (20)
精神抵抗力
13 (20)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
ファンタズムソード 12 (19) 2d6+15 13 (20) 15 118 83
ワイヤークロー 12 (19) 2d6+14
ユナイトブレード 12 (19) 2d6+26

特殊能力

○ブルーティユースの共通能力
[常]土、水・氷、炎、風、雷属性無効
[常]オプション:リアクトセーバー

 「ミサイル」とついた行使判定を行う特殊能力を、移動方法に関わらず使用することができます。

[常]マナコーティング(6)

 自身が受けるあらゆる魔法ダメージを「-6」点します。

[常]複数の攻撃手段を持つ

 この魔物は複数の攻撃手段を持ち、任意にどちらを使用するかを決める事ができます。

[常]ターゲッティング&鷹の目

 乱戦に飛び道具を射ちこんでも誤射しません。また、遮蔽越しに射撃攻撃を行えます。

[補]トランスユニオン

 この魔動機群は5体で合体することで最大スペックを発揮できるように設計されています。
 「合体」中にこの特技を使用して、メイン機の変更や合体解除を行う事ができます。
 ダメージに対して「合わせて1体(1部位)」として扱われ、適用ダメージを部位数で等分(端数切り上げ)して全ての部位に振り分けます。
 受動判定は全てメイン機が行います。

[常]ブレイク

 死に瀕した彼等が見せる、底力とも言うべき覚醒状態です。
 自身の手番に補助動作で使用するか、HPが「0」点以下になった際に自動的に発動します。
 また、いずれかの部位が「[常]ブレイク」を使用した場合、他の部位も次の自身の手番開始時に「[常]ブレイク」を自動的に使用します。
 死亡、気絶を無効化し、HPが「0」点以下の場合、HPを生命抵抗力の基準値と同じ値に回復します。
 この特殊能力が発動すると、魔法、特殊能力、アイテム等による回復を一切受け付けなくなりますが、魔法、技能、特殊能力、アイテム、効果の使用に際して、本来払うべきMP、HPを全て無視することができるようになります。
 この能力は1戦闘に1回まで使用可能です。

[常]小回りがきかない

 身体が大きすぎて、同じ場所に攻撃を集中させられません。
 同じ対象には1ラウンドに1回までしか攻撃を行えません。

[常]自壊

 ぶっつけ本番の合体戦闘は、各部に大きなダメージを与えていきます。
 ラウンドの終了時、それぞれの部位は、「最大HPの半分(端数切り上げ)」の確定ダメージを受けます。
 このダメージは「合体」によるダメージの等分を無視して与えられます。
 これによる減少でHPが「0」点以下になった場合も、「[常]ブレイク」は発動します。

省略された特殊能力
[常]オプション:タンクレッグ

 先制値+6、打撃点+2、防護点+2

[常]オプション:増加装甲

 先制値-1、最大HP+10

[常]オプション:補助コンバータ

 先制値-5

[常]剣のかけら×2

 生命抵抗力+1、精神抵抗力+1、HP+10、MP+2

[常]飛行

 空を飛んで移動できます。
 戦闘時、近接攻撃の命中力、回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。

[常]ワイヤークロー

 ワイヤークローは「射程/形状:2(25m)/射撃」で「対象:1体」の射撃攻撃として扱います。
 この攻撃は断空属性として扱い、魔法ダメージを与えます。また、自身の存在する乱戦エリアを対象とすることはできません。

[主]当たるを幸い(無作為)

 両手と隠し腕に持ったファンタズムソードを振り回し、4回の攻撃を行います。攻撃の1回ごとに、対象は近接攻撃可能な敵の中から無作為に選ばれます。

[常]ターゲッティング&鷹の目
[主]レーグショット/9(16)/精神抵抗力/半減

 「射程/形状:2(25~45m)/射撃」で「対象:1体」に焼夷弾を射出し、
 「2d+20」点の炎属性の魔法ダメージを与えます。
 この特殊能力は魔法の行使判定と同様に扱い、知力、魔力、行使判定へのボーナス・ペナルティ修正が有効です。
 移動も魔法の行使同様、制限移動に限定されます。「装填数:3」です。

[常]スウィープブラスト

 この魔物は特に対多戦闘に長けており、雑兵を、その数を逆用して蹴散らす事を得意としています。
 〈剣のかけら(⇒「Ⅰ」399頁)〉によって強化されていない魔物に対して、自身が行う攻撃やダメージを与える特殊能力のダメージを+「10」します。
 また、〈剣のかけら(⇒「Ⅰ」399頁)〉によって強化されていない魔物はこの特殊能力の効果を受けた攻撃に対して、《かばう》等、ダメージを肩代わりする特技や特殊能力を使用することはできません。

[補]イグニッションブレイブ

 意思の力から魔力を変換する、遺失魔法式を行使します。
 「射程/形状:2(100m)/起点指定」「対象:1体」の任意のキャラクターに使用することができます。
 この時、自身を対象にすることはできません。
 対象のMPを「2d6+63」点回復します。この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。
 この能力を使用すると、MPを9点消費します。

[補]優しき手

 接触した対象に傷を癒やす魔力を送り込みます。
 「射程:接触」「対象:1体」の任意のキャラクターに使用することができます。
 対象のHPを「2d6+23」点回復し、対象が受けている不利な効果を、達成値の比べ合いなしに一つ解除します。
 どの効果を解除するかは対象が任意に決定します。また、解除しないという選択も可能です。
 この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。この能力を使用すると、MPを9点消費します。

[補]牽制射撃

 サブの武装を用いて牽制射撃を行ない、出来た隙に一気呵成に切り込みます。
 この能力を使用した手番中に行う命中力判定に+2のボーナス修正を得ます。
 この効果は累積しません。この能力を使用すると、MPを9点消費します。

[宣]オーラ斬り

 所持した実体剣に魔力を纏わせ、光と共に斬りかかります。この宣言特技は種別〈ソード〉を使用した近接攻撃1回にのみ適用できます。
 そのダメージを+「3」点した上で攻撃を純エネルギー属性に変更し、合算ダメージを魔法ダメージに変更します。

[常]カバーアップ

 自身と同座標のキャラクター1体が回避判定、生命抵抗判定、精神抵抗判定に失敗した際に使用を宣言することができます。
 そのダメージを自身が代わりに受ける事ができます。この能力を使用すると、MPを4点消費します。

[常]積層バリア

 防御フィールドを多重に展開することで己と味方を守ります。
 自身を含め、「射程:接触」で、任意の対象全てを選択することができます。
 それらが受けるダメージの算出直後に使用を宣言することができます。
 そのダメージを「2d6+16」点軽減します。この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。

[補]行動阻害排除

 自身が回避力、生命抵抗力、精神抵抗力のいずれかに不利な効果を受けている場合に使用できます。
 それらを、達成値の比べ合いなしに全て解除します。この能力は1ラウンドに1回まで、1日に2回まで使用可能です。

[補]魔力充填剤

 自身のMPを「2d+53」点回復します。この能力は1ラウンドに1回まで、1日に1回まで使用可能です。

解説

ブルーティユースの胴体になったファンタズムです。
その高い近接戦闘能力を他の部位へと与える代わりに、自らの抵抗が僅かに下がっています。
その分、弱点であった素の装甲の薄さと砲撃武器の取り扱いが補強され、性能の隙が減ったと言えます。
合体で得た大剣は、魔力を纏わせる事で高い火力を発揮できるでしょう。
高性能さに拍車がかかったと言えますが、人間の魂を組み込むという非人道的な製造方法、変形、合体機構の代償に高騰した製造コストから、試作で終わりました。
彼女は一群の機体の中で最初に"処置"を受けたためか、その構造等は他の機体と大きく異なるようです。

ブルーティユース

5機の試作魔動機達が変形、合体して構成された大型魔動機です。元々は、役目がない試作機達の再利用先を探してのプロジェクトでした。
しかし、試作機達は一部を除いて、試作に終わるだけの理由がある……有り体に言えば、欠陥機ばかり。そこで、互いの弱点を打ち消すべく、ユニオンの持っていた合体、変形能力に焦点が向けられました。各試作機にその機能を仕込み、なんとか合体するようになりましたが、今度は別の問題が発生します。これだけ複雑化した試作機は、事前にインプットする命令コードだけで動かすのは無理があったのです。
その解決のために、開発チームは道を踏み外しました。
かつて存在した「魔動天使」という存在を参考に、人族の意識を電子化して組み込む事にしたのです。選ばれたのは、社会的地位の低いナイトメアで構成された6人の傭兵達でした。しかし、そこまでの禁忌を犯してまで作成された試作機は、人道的観点からの批判が相次ぎ、計画はあえなく凍結。試作された機体達は"試作機の墓場"とも呼ばれる、秘匿爆撃機基地にモスボール処理されて放置されました。
しかし、彼等の命運は不思議な方向に転がりだします。派手な色に塗り分けられた機体に、変形、合体機能。それらに創作意欲を掻き立てられた人物がいたのです。
5色のヒーローが、必殺の合体アタックで悪を滅ぼす……
名前そのまま「ブルーティユースシリーズ」として発行されたその小説は、大きな反響を呼びました。これによって、彼等自身の扱いとは裏腹に、魔動機文明時代のテラスティア大陸では、高い知名度を持っていました。

製作者:M140A3

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