経歴

C-2-1:規律に厳しい環境で育った
C-3-6:己に何らかの誓いを立てている
A-4-5:誰かを救った事がある

冒険に出た動機：見聞を広めるため

リゼル・ウィンターズが堕落した僧侶である、というのはまぎれもない事実だ。
酒は酔うほど飲むし、たまに礼拝をさぼる。その上治療行為で金をとると来ている。（そしてその金は酒に消える）
彼が神官の家系の出であると知って、ほとんどの人々が驚くのも無理もない素行の悪さと言えよう。

それでも、彼が旅に出たのは酒や女絡みではなく、見聞を広めるためだ。
数年前、正式な神官となるべく故郷の周辺にいくつかあるダリオンの神殿を巡る巡礼をしていたリゼルは、故郷にはない様々なものを目にした。
単純な人混みであったり芸術であったり、美食であったり「冒険者」という人種であったり。貧困であったり疫病であったり。群れなすアンデッドであったり。
故郷は豊かで穏やかでこそあったが、あまりにも世界と断絶していると気付いた彼は、そのまま安穏と暮らすことなどできない、と巡礼団と別れ、その後一度も故郷に帰っていない。
「世界の様子を実際に見聞きし、助けられる相手がいれば助ける」
アルフレイムを巡ろうとするうち、自然と冒険者となり、すくすくとダメな方向に育ってしまったとはいえ、その初志はあまりぶれていない。
しかし切羽詰まっていない人間の治療は親切心によるものなので、当然謝礼はいただくとも。

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収支履歴