怨牛星
- 知能
- ???
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 3
- 言語
- ???
- 生息地
- ???
- 知名度/弱点値
- 18/22
- 弱点
- 魔法ダメージ+2点
- 先制値
- 20
- 移動速度
- 30
- 生命抵抗力
- 22 (29)
- 精神抵抗力
- 21 (28)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
頭 | 21 (28) | 2d6+20 | 18 (25) | 15 | 250 | 150 |
胴体 | 20 (27) | 2d6+19 | 17 (24) | 13 | 300 | 0 |
右足 | 20 (27) | 2d6+19 | 17 (24) | 13 | 200 | 0 |
左足 | 20 (27) | 2d6+19 | 17 (24) | 13 | 200 | 0 |
尻尾 | 19 (26) | 2d6+21 | 18 (25) | 10 | 350 | 0 |
- 部位数
- 5(頭、胴体、足*2、尻尾)
- コア部位
- 頭
特殊能力
●全身
[常]剣の欠片15個
……剣の欠片15個が適用済みです。
[常]伝承上の魔物
……今まで伝承上でしか確認されていなかった魔物です。未知の敵との戦いによって、この戦闘で得られる経験点は4倍になります。
[常]土無効
[常]毒・呪い無効
[常]未だ消えぬ怨念
……怨念により攻撃に呪いを付与します。このエネミーの近接攻撃が命中した場合、3点の確定ダメージを与えます。このダメージを軽減することはできません。
●頭
[主]真言魔法、操霊魔法10レベル/魔力16(23)
[常][宣]魔法適正
……戦闘特技《ターゲッティング》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大全て》を修得しています。
[主]怨念ノ堕星/16(23)/精神抵抗力/半減
……怨念を込めた隕石を生み出し攻撃します。「射程:2(30m)/起点指定」で「2エリア(半径30m)/すべて」に2d+15の魔法ダメージを与えます。この能力は連続した手番に使えません。
●胴体
[常]攻撃障害=不可・不可
……巨体が攻撃を妨げます。「部位:頭」は近接攻撃及び遠隔攻撃の対象にならず、「部位:胴体」のHPが0以下になった時、この能力は失われます。
●足
[宣]渾身攻撃
……打点を+8します。同時に自身の回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。
●尻尾
[宣]テイルスイープ
……任意の5体までに、尻尾での近接攻撃を行います。この能力は連続した手番に使えません。
戦利品
- 自動
- 怨念の短冊(10000G/赤SS)
- 2~6
- 怨念の星屑(7000G/赤金S)
- 7~9
- 怨念の角(9000G/赤金S)
- 10~12
- 怨念の瞳(10000G/赤金SS)
- 13~
- 牽牛星の瞳(15000G/赤金SS)
解説
とある地域の伝承上で語られる生物。
かつて牽牛は牛を飼い生活する誠実な青年であった。彼は代々神に仕える巫女である織姫と恋に落ちる。しかし、身分の違いからその交際は人目を忍んで行われる者だった。
巫女は神に奉仕し、仕える者である。代々続いた由緒ある織姫の家の者は、その考えから牽牛の存在を良く思わず、彼と織姫を引き離そうと手を講じた。だが、牽牛と織姫の愛は想像以上に深いものであった。家の者が彼らに行った全ての事柄に耐え、より一層絆は深まっていったのである。
引き離すことが叶わぬと悟った家の者は、牽牛を排するために最後の手段を取る。織姫の身に危険が迫っていると言って彼を呼び出し、呪詛によって殺害した。
その後牽牛が飼っていた牛も殺し、その中に牽牛の死体を放り投げて「牽牛は野盗に殺されてしまった」と織姫に伝えた。
織姫は絶望し、悲しんだ。何日も寝込み、涙を流した。悲しみに暮れながらも、巫女としての務めは果たさねばならない。そう自分を無理やり奮い立たせ、神へ祈りをささげていたある時、神が彼女の目の前に現れ、こう言ったという。
「かの牛飼いは家の者殺された。あなたを巫女たらしめんとするあまり、罪を犯したのだ。あなたが望むならば報いを与えられるが。いかに。」
織姫はこう答えたという。
「あぁ神よ。私は未熟故、その者たちへの憎しみや怒りを忘れることができません。しかし、それ以上にあの方がいないこの世は耐えられぬのです。ここで報復を願ったとしても彼は戻ってこないのですから。ですから私から報復を望むことはございません。」
愛の深さに感銘を受けた神は、彼の魂を天へと昇らせ、星にしたという。
「あなたが彼を思うならば、あの星を観なさい。あれを牽牛星と名付けましょう。呪詛によって命を落とした彼をこの世へ蘇らせることはできませんが、年に年に一度この日に、彼を思い笹に魔力を込めて祈りなさい。さすればその日だけは彼の魂と共にその日を過ごすことを許します。」
その日から、織姫は毎日牽牛星を眺め、年に一度のその日を待ちわびることになったという。
神は牽牛を星にする際、牽牛の憎しみや呪詛を石に封じたという。これこそが怨牛星であり、表の伝承では語られなかった彼らの恨みの象徴なのである。年に一度行われる七夕と呼ばれる祭りは、牽牛と織姫の愛を讃えるとともに、彼らの憎しみを鎮めるための儀式なのである。