容姿・経歴・その他メモ

2-3 育ての親に拾われた
1-5 大病を患ったことがある
3-2 大好きな食べ物がある
4-1 恐怖に打ち勝つため

僕は不良品だ。
不良品は役に立たないし使えもしない。
集落で暮らす権利すらないんだ。

だから僕は集落から出た。お前は不良品だから要らない。簡単な事だった。
僕は一人だ。一人じゃ何も出来やしない。
これもきっと不良品だからだ。

だから僕は歩いた。
何も無くても、道がわからなくても。
だって、僕にできることはそれしかないのだから。

でも、何も変わらなかった。
進んでも進んでも。
僕は戻りたいことを誤魔化していただけだったんだ。

そして、限界が来た。
いわゆるエネルギー不足だ。
僕は使えない。不良品だから。
もう、進むことすらできないんだ。

倒れ込んだ僕に話しかける人間がいた。また、僕は貶されるのだろう。
そう思った。だから言った。
僕は不良品だから。もう、進むことも諦めたんだ。

それは違う。目の前の人間は確かにそう言った。
違う？何が違うのか。僕にはあまりよく分からなかった。
でも、なんだか嬉しく思えた。

そして、僕はその人間に連れられるがまま、その人間の世話になった。
僕が彷徨い続けてようやく光を手に入れた日。
その時に作ってくれたおむらいすはとても、とても美味しかった。

僕はずっと、ずっとあの人と過ごした。
あの人は僕のことをリィって呼ぶ。
そう呼ばれる度、僕は少しだけ、笑みを零す。

そんなある日、久々に外に出る決意をした。
理由は簡単。
食材がないから買ってきて欲しい。ってだけだ。

でも、僕にはそれが出来なかった。人が怖いんだ。
たくさんの人が歩いてる。でも、どれもあの人じゃない。
不安なんだ。僕はルーンフォークが、いや、人族が怖いんだ。

そんな僕の姿を、あの人に見られてしまった。
嫌だった。怖かった。
また、僕は暗闇(不良品)に戻ってしまうんだ。

でも、あの人は違う。
あの人は暗闇に囚われた僕を優しく抱きしめ
救ってくれた。

だから、僕は恩返しをする。
あの人のためでもあるけど、きっとこれは僕のため。
僕だってやればできるんだって、あの人に見せつけるんだ。

僕は僕の暗闇をきっと光で満たしてみせる。
そしたら、またおむらいすを一緒に食べたいな。

製造されてまもなく、故障をし片目を失明したルーンフォーク。
不良品は要らない。と集落からも見放され、物も技術も何も持たず、ただただ歩き続けた。後、ある街にて限界を迎え路地に倒れ込んでしまう。その時手を差し伸べ、窮地から救ったものが親代わりとなり、暮らしていく。拾われたその日に出された食事はそのルーンフォークの中では一生忘れられないものとなり、そこから食べることが好きになった。そのため栄養カプセルをあまり好まない。
集落から追い出されたことがトラウマであり、育ての親以外との人族との関わりを怖がる。それを克服し、成長した自身を見せるために冒険へと旅立つ。

セッション履歴

収支履歴