長い銀の長髪、身長は170cm前後。瞳の色は淡い黄色。顔の右側に入れ墨のようなものがある。

予想以上に金を使うじゃねぇか…こんなんじゃ満足できねぇぜ…

ひたすらアルケミとデーモン伸ばし。あんまり差をつけたくない。
余裕があればライダー3まで取りたい。Dホイール欲しい…ﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞﾃﾞｭｴﾙｼﾀｲ
7で
9でダブルキャスト
あとは未定

俺はあいつに負けた。だが悪い気はしなかった。…馬鹿だよなぁ、逆恨みで殺そうとした昔の仲間に、最後の最後まで救われるなんてよぉ。あぁ、願わくば…アイツ等と、あのチームで最後のデュエルをやりたかったぜ…。
まったく、こんなんじゃ…満足…できねぇ…ぜ………………。

………。
目を覚ましたら地獄かと思いきや原っぱの上だったぜ。俺は確かにあの時死んだ。どうなってやがる？
俺の手元にはデュエルディスクとデッキだけだ。まぁ、何もねぇよりはマシだ。さてさて、地獄の閻魔様とやらはどこに居るのかねぇ。
…とか思いながら歩いてたら街に着きやがった。随分と古くせぇ町並みだ。俺の格好は明らかに他と違うってのに誰も気に留めやしねぇ。案外普通なのか？ともかく、適当な店で情報収集だ。
で、だ。ここはサテライトでもねぇ、まったく聞いたことのない場所だったぜ。そん時身分を証明するものだ何だの言われたが、「んなもんねぇよ」って言ったら冒険者？とやらに登録しとけってよ。色々説明を受けたが、金稼ぎにもいいし、色々と補助が受けられそうな便利なもんだった。とりあえず登録した。
登録する時に何ができるかって聞かれたもんで「決闘（デュエル）ができる」とか言ってみた。我ながらあれは傑作だったぜ。
ま、その時カードを見せたもんだから、アルケミスト？とやらと思ったらしい。んで、そのまま流れでモンスターを召喚してみたんだが…本当に出やがった。どうやら、まだあの頃の力が残っていたようだ。
その時はちょっとした騒ぎになったが、俺がデーモンルーラー？とかいうやつらしくて収まったみてぇだ。それってなんだよって聞いてみたら、怪訝な顔をしながらも親切に教えてくれたぜ。今思えば、綺麗なネーチャンだったなぁ。
んで、アルケミストってのはマテリアルカードとか言うものを使って戦うらしい。何だ、この世界でもデュエルができると思ったが違うらしい。一枚一枚使い捨てで、攻撃的なものなんてないようだ。ま、色々面白そうだから話は聞いたがよ。
そしてデーモンルーラー。魔神とかなんとか言うやつを召喚して戦わせたりするやつらしい。俺の場合、とある力でモンスターを実体化させてるだけだが、ややこしくなりそうなもんで黙っといた。だが、この2つがありゃデュエルができそうだぜ。

意外と魔物とやらの戦いもなんとかなるもんだぜ。あの頃色々駆け回りながらデュエルしてたからなぁ！
召喚してて思ったが、どうもいつもとは少し勝手が違うみてぇだな。上級モンスター、特にエースのアイツを出すのが今はまだできねぇみてぇだ。それにデッキに眠るあの忌まわしいカード…。あんなの出しちまったら手に負えねぇだろうからな。
だが、俺はいつか使いこなしてみせるぜ。もっと、もっと力を付けねぇとなぁ！
こんなんじゃ足りねぇ…こんなんじゃ満足できねぇぜ！！！

あれから少し落ち着いて、俺がなぜここに来たのかということについて考え始めた。俺は多くの人の魂を奪い、仲間を手に掛けようとした。そんなやつがこんな優しい世界にいていい訳がない。
…きっと、償いをするためにここに呼ばれたんだろう。俺が奪ってきたものはもう戻らないことはわかってる。だからこそ、今度は誰かのためにこの生命を燃やしてみせる。
そうして俺は、狂ったように依頼をこなし、名を上げた。誰も寄せ付けず、独り、いや魔神を従えて戦う姿から、いつしか俺を死神とか呼ぶやつもいた。…おかげで用心棒としての仕事も入ったし、文句はない。
今思えば、俺はあのカードに抗う力を求めながらも、終わりを。どこか死に場所を求めていたのかも知れない。

…そんなこんなでもう3年が過ぎた。魔神を従えてるときの俺は、まるであの頃の凶悪さが戻ったのかのようになっていた。
それこそ、魔神の瘴気とやらに触れられでもしたのか。…だから俺は独りで戦う。もう、誰も傷つけないように。
その先に満足があるかなんて知らないが…今の俺には満足なんて言葉は眩しすぎる。