由来・逸話

染色ギルドの採集隊が持ち帰った黄金花の露を用いた染料、「フェイ・ゴールド」で染めた細い絹糸で丁寧に編み上げた組紐です。
太陽やランプの光を浴びると通常の金糸とは異なる淡く神秘的な黄金色を放ちます。
この輝きはファーベルト平原の妖精たちが持つ生命の輝きを封じ込めたかのようです。

この組紐は装着者の生命が絶体絶命の危機に瀕した瞬間、組紐全体が一瞬発光します。
その光はまるで花火のように散り、組紐の繊維は音を立てて千切れ細かな金の粉となって装備者に危機を知らせます。
それは装着者のために自らの命を燃やし尽くす一度きりの光のお守りです。
この輝きが消える時、装備者の命は一度だけ救われるでしょう。