容姿・経歴・その他メモ

経歴１：大失恋をしたことがある
　　２：魔物に襲われたことがある
　　３：飛行船に乗ったことがある
冒険に出た理由：破産した

誕生日は１月

幼少期、偶然迷い込んできた魔物に襲われかけたところを、同じ町に住んでいた『ルーンフォークのお姉さん』に救われる。
彼女は町から町への旅の果てにこの町に腰を落ち着けることになった、元冒険者であったらしい。
余所者ということで町ではやや孤立気味な人物だったが、この事件をきっかけに、セプテムは彼女に一目惚れ。
彼女からマギテックやシューター技能の手ほどきを受けながら、自身の好意を率直に伝えるも、なぜか曖昧に誤魔化され続ける。
それからしばらくして、彼女が突然に活動を停止。いわゆる「寿命」と思われた。
その「死」を認められなかったセプテムは彼女の蘇生を望んだのだが、それには大きな問題があった。
「寿命」による死は蘇生できないのではないか。よしんばできたとして、また遠からず再び「寿命」によって死ぬのではないか。
そして仮に蘇生に成功しても、ルーンフォークは蘇生時に魂に「穢れ」を帯びない代わり、ここ一年間の記憶を喪失する。
つまり、どうあれ自分との思い出を持つあの人は戻ってはこない。
それでもなお諦められなかったセプテムは、以来、記憶を維持したままの「完全なる蘇生」の探求に憑りつかれるようになる。
操霊術ではなく、魔動機文明の技術ならば、彼女を「修理(≒蘇生)」できないか。世界のどこかに誰も知らぬ蘇生術はないか。
飛行船の利用、汎用蛮族語の習得など、行ける限りの場所へ足を運び考え得る限りの方法で情報を求め続けた。
だが結局、そんな都合のいい蘇生術など見つからないまま、借金で首が回らなくなり破産。
それまでの無謀な振る舞いが祟って故郷にも居られなくなり、なし崩し的にあの人と同じ冒険者稼業を始めることになった。
今ではすっかり憑き物が落ちたように、魂の輪廻や穢れに関する常識を弁えた、どこにでもいるごく普通の冒険者の顔をしている。
……だが、「完全なる蘇生」の発見については、今もまだ一切諦めてはいない。

履歴

▽S1　－１年目・３の月第３週
新人冒険者で一党を組んで、行方不明の子供達の捜索依頼。
捜索中に出現した蛮族を追跡し、下水道にて交戦。さらわれていた子供達の救助に成功する。
報酬の一環として、一党の生活拠点として空いていたお屋敷をもらい受ける。

▽S2　－１年目・３の月第３週後半
先の依頼で遭遇した蛮族についての調査と、一名、行方知れずのままだった少女・レーナの捜索依頼。
先の依頼と同じ下水道で“奈落の魔域(シャロウアビス)”を発見、探索する。
内部で魔物と交戦、撃破。いくつかの成果物を獲得し帰還する。
・ルーンフォークの少女、レーナ(仮)を保護。赤毛。記憶喪失。屋敷で引き取る。
・謎の箱(カプセル)を獲得。ルーンフォークなら直感的に操作が可能。五回まで、中に入った者の経験点を振り直せる(残数５)
・魔法文明語で書かれた謎のメモを入手。『器に魂を入れる秘術　魂を数理的に定義し、神と交信を行いこれを成す』
　何らかの研究に関するメモと思われる。レーナの記憶喪失と何らかの関係があるのか……

▽S3　－１年目・３の月第４週
町でも有名なボケ老人・ボボロ爺さんより、昔の冒険者時代の思い出だという、ランタン草の花の採取依頼。
西の森を探索し、レブナント化した獣を率いるファントムと交戦、撃破。依頼物の採取に成功する。
森の出口にて、同じくランタン草の採取依頼を別の街から受注して来たという、アーサーと名乗る冒険者の一党と遭遇。
交渉の結果、物々交換でランタン草を一つ提供する。
依頼の達成報酬として、ボボロ爺さんが大量に貯め込んでいた剣の欠片を拝領。
これだけ所持しているということは、昔は本当に冒険者だったのだろうか……ただし今回は諸経費と差し引きすると全体で赤字。

▽S4　－１年目・４の月第１週
ギルドからの公式依頼で、南のヴァリエール山地にて発見された遺跡の探索依頼。
事前準備として、町に最近できた「ベル＆アズの魔法道具店」が販売するアンチフレイムポーションを調達。
遺跡周辺に多数生息するというヘルハウンドの火炎攻撃への対策を講じた上で、当該遺跡の探索を行う。
遺跡内では〈始まりの剣〉にまつわるラクシア創世の伝説を描いた壁画や古い石棺、古の宝飾品などが見られる。
ポーションによる炎耐性を活用して幾度かヘルハウンドと交戦するも、途中から、ポーションの効果が明らかに減退。
無視できない痛手を負ったため、その時点での収穫物を持って一度町へ帰還する。
町では、同じく遺跡探索のために招集されていた冒険者一党のほとんどが、同じ理由で壊滅的被害を受け潰走していた。
問題のポーションの販売者、赤髪のベルと青髪のアズの二人組は既に姿を消しており、ギルド内は大混乱状態。
これにより、遺跡探索の依頼自体も一時取り下げとなるのだった……。

▽S5　－１年目・４の月第１週後半
ギルドからの依頼で、行方をくらましたベルとアズの追跡調査依頼。
町での聞き込みでは足取りが掴めなかったものの、店舗から小規模な“奈落の魔域”を発見。
内部へ突入し、レッサーオーガの正体を現したベルとアズを追撃する。
ダンジョン内では、魔物召喚の魔法陣を描き写した他、ベルのものと思われる日記を入手。
日記より、
・偶然にも“奈落の魔域”の主となり、二人(二匹？)で仲良く研究室として利用していたこと
・しばらくして“奈落の魔域”の守り手として召喚された魔神・ナズラックに、人間への攻撃を唆されたこと
・炎耐性ポーションの欠陥で、ヘルハウンドの棲む遺跡へ向かう冒険者達に被害を負わせようと画策したこと
・“奈落の魔域”から町の内外へ同時に魔物を召喚・転送し、さらなる被害をもたらす計画を立てていたこと
などの情報が判明する。
一党は、ベルとアズを討伐してその計画を阻止した後、一党への敵意はないかのようなフリをしていた元凶のナズラックとも対決。
ベルとアズだけでなく、二匹を討伐しに来る冒険者すら利用せんとしたその企みを挫き、無事に町へと帰還する。
※備考：S2で入手した「謎の箱」をドワ美とマリアンヌが使用、残り使用回数３

▽S6　－１年目・５の月第１週
たしかな実力者として広く存在が知られ始めた一党は、その実力を見込まれ、緊急性の高い依頼を受注することに。
内容は、ディカット山脈麓の炭鉱にて発生した何らかの異変の調査と、そこにある危険の排除。
記録役としてギルド職員のコージャリーを伴い、近傍のドワーフの村を足掛かりにして探索を開始する。
炭鉱内部では、ドワ美の知己らしきドワーフ達の動死体や、ここで消息を断っていた冒険者、ルゥ・コンジャーラと遭遇。
何らかの高位魔術で傀儡とされていた彼女は、わずかに残った理性で危険を訴えながらも一党に敵対する。
ルゥの捜索依頼を受けてやって来た錬金術士のグーラ一党とも協力し、激戦の末にルゥの魂を解放。
その後、炭鉱最奥にて、術師である邪心崇拝者と、彼が異様に執着する、娘の姿をした魔物を討伐して、依頼は完了となる。
現場に遺されていた手記によると、どうやら死んだ愛娘を蘇生するために、敬虔な神官が外法に触れてしまったようだ……。
※備考１：多くの名誉を得てきたことで、腕の立つ職人、ドワニコフ氏との縁を結ぶ
※備考２・神官の手記の情報：
・「不死の女王」なる存在が、プリースト技能Lv10相当の《ダークリザレクション》という特異な術法をもたらした
・魂の穢れさえ問わず、生前の記憶と人格を保ったまま、器に魂を定着させる事ができる
・輪廻転生した魂すらも、転生先の肉体を破壊することで捕捉することができる
・転生した魂の行方は、神の声に導かれれば見つける事ができるだろう
・ただし、定着させた肉体が劣化するため、定期的に新たな器へ移し替える必要がある
・ホムンクルス体も器の代用になるが、ルーンフォークの肉体は器として適している(らしい)
なお、手記は内容を確認したセプテムが密かに回収。

▽S7　－１年目・５の月第３週
ギルドからの緊急依頼を受け、町の近郊のとある遺跡の調査依頼。
既に罠や危険な蛮族は掃討され、初級冒険者の訓練場所として利用されていた古い遺跡に、不釣り合いに強力な蛮族が出現との報。
調査と危険の排除、並びに逃げ遅れた初級冒険者達の救出に向かう。
ギルド長より、周囲の魔動機に干渉して機能不全を起こさせる装置を預かり受け、強力な魔動機械が徘徊する遺跡内を探索。
また、人に化ける能力を持つレッサーオーガの存在も報告されていたため、その警戒も維持したまま進む。
道中で保護した負傷者二人を先に離脱させた後、遺跡の最奥で、黒幕であるディアボロカデットと対峙。
敵の操る魔動機械の攻撃を受けながらも、一気呵成の集中攻撃で、敵が真の姿へ変貌する前にトドメを刺し切ることに成功。
そのまま残存戦力も掃討し、敵の邪悪な企み(詳細を語られる前に倒してしまったが)を阻止する。

▽S8　－１年目・６の月第３週　セプテム自身は里帰り中(※GM担当回)
殺人容疑で逮捕されたマリアンヌの無実を証明するため、事件の真相調査の依頼。
仮釈放されたマリアンヌの監視役となる神官二名を同行させながら、殺人事件の調査を行う。
証言の真偽を質すべく事件の目撃者の元を訪ねると、目撃者が蛮族によって刺殺されかけている場面に遭遇。
さらにはそこに、一党が目撃者の口封じに来た、という流言が重ねられ、野次馬と兵士に周囲を囲まれて一時騒然となる。
が、同行者の証言と、刺された目撃者を救命できたこともあって疑いはすぐに晴れ、その虚偽情報を流布していた若者を捕縛。
若者の証言で、一連の殺人やマリアンヌの冤罪は、さらなる出世を目論んで蛮族と手を組んだある商人の企てであったことが判明。
この情報を神殿に報告し、件の商人が町に引き入れた蛮族の討伐を追加で依頼された一党は、神官二名と共に商人の屋敷へ突入。
一党の仲間の姿に化けて敵味方を撹乱する魔神を相手に苦戦を強いられるも、神官二名の助力もあり、壊滅に成功する。
屋敷の調査の結果、本来の住人達は既に、蛮族と手を組もうとした商人自身を含む全員が死亡していたことが判明。
依頼の完遂により、マリアンヌが冤罪を晴らし事件を解決した功績も大々的に報じられ、無事に汚名を雪ぐことに成功する。

▽S9　－１年目・７の月第３週～第４週
ユーシズ魔導公国からマカジャハット王国へ向かう行商人、トルネコ(人族男)、レン(レプラカーン女)、プラカ(同男)の護衛依頼。
実は彼らの正体は国の密使であり、国家間の友好関係にかかわる親書を狙う好戦派からの護衛を求めているのだという。
お忍びで接触してきたハーヴェスの姫からの心付けも受け取り(セプテムが密かに懐に収めた)、一党は依頼を引き受ける。
マカジャハットへの道程では、好戦派からの妨害をたびたび受けるも問題なく退けつつ前進。
途中の野営では、アイオーンもまた記憶を失う以前は密使の一人であり、レンが当時の相棒であったことも判明する。
が、アイオーンは国仕えの密偵への復帰の誘いは辞退。一党も勧誘を受けるが、それぞれの理由で同様に辞退する。
その後は、マカジャハットを目前に、蛮族までも交えた最後の妨害部隊と正面衝突。
激戦の末、一党にも密使達にも犠牲を出すことなく勝利して、共に無事任務を達成する。
それぞれまた任務と冒険の日々に戻ることとなる中、レンとアイオーンのその後の関係がどうなるかは、神の振る賽子のみぞ知る。

▽S10　－１年目・８の月第４週　セプテム自身はマギテックの助力を請われて出張中
ギルドからの依頼で、“彷徨う魔域(ワンダリングシャロウ)”の攻略。
消失しては別の場所に再出現し、生還者も内部の情報を他者に伝えられない呪詛を受ける、特殊な“奈落の魔域”があるという。
それが今回は町に近い西の森に出現したとのことで、依頼を受けてその攻略に向かう。
魔域内部では『リドル』と名乗る魔神が一党を出迎える。
『リドル』は、魔域の主としてここを離れられず退屈なので、暇な間に考えた謎かけで冒険者達を苦しめるのが趣味なのだという。
魔域攻略のため、一党は『リドル』の誘いに応じて三つの謎に挑戦する。
第一の謎では、解法は誤っていたものの、結果としては高額の戦利品を獲得することに成功。
第二の謎では、謎かけを正しく解き、安全なルートを的確に選択して前進。
第三の謎では、門番の謎かけを解き、その正体を暴いて討伐。
魔域の最奥では、ついに対峙した『リドル』が投げかける最後の謎を解いて、その正体が『影』であることを看破。
自分自身の影を攻撃することで、無限の退屈に膿んでいた魔神を討伐。ギルドからの直接依頼を果たし、さらに名声を高める。

▽S11　－１年目・９の月第１週
薬師のスギより、薬草採取地である北の森の異変の調査、並びに解決の依頼。
比較的安全だった北の森で、昼間から魔物が出現したり夜間も不自然に騒々しいなどの異変が発生しているという。
風邪でダウンしたドワ美を欠きながらも、依頼の話を持ちこんできたレプラカーンの吟遊詩人・ロッキィと共に現地に赴く。
現地では、異変の影響で凶暴化したと思われる原生動物の他、雑草を採取していた蛮族の一群と交戦。
そのうちの一体を尋問したところ、この森に居ついた蛮族が、麻薬のような効能を持つ草で乱痴気騒ぎを起こしていることが判明。
変装魔法で倒した蛮族に扮して接近し、蛮族達の親玉、呪歌を用いるオーガの高位種を討伐することに成功する。

▽S12　－１年目・10の月第１週～第４週
辺境領領主より、辺境領・コロロポッカの森の安全確保の依頼。
狂った妖精が暴れ、農民にも被害が出ているため、森を探索しこれを排除してほしいとのこと。
加えて、もしも伝承に語られる、病や呪いを退けるという妖精の魔力結晶を持ち帰ったなら、多額の追加報酬もあるという。
片道一週間をかけて辺境領へ向かった一党は、まずは近隣の農村で聞き込みを行い、「森で焼死体が出た」との情報を入手。
件の森では、同じ依頼で召集されていた他の冒険者達と合流。実力者として名の知られた一党が陣頭指揮を執り、探索を開始する。
火の気のない場所で何かが燃えた痕跡などを発見しつつ進むと、不自然に寒冷化した森の奥地にて、炎精ではなく水精と遭遇。
妖精語の分かる仲間の通訳によれば、かれらは「ヒトがヒトを燃やし」「森を荒らした」ことに怒っているのだという。
被害に遭った農民達も、ただ領主が妖精の仕業と断じたのをそのまま信じただけで、直接妖精を目撃した者は誰もいないという。
諸々の情報の食い違いなどから、徐々に、一党はこの依頼自体と依頼主である領主への不信感を募らせる。
個人的な交友関係を持つセプテムの伝手から、領主の不審な依頼についてハーヴェスの姫に一報を送りつつ、探索自体は続行。
森の奥地にて、不自然な寒冷化の原因と思われる氷精と交戦、死闘の末これを討伐し、伝説の魔力結晶を獲得。
また、吹雪を吐き出す未踏の“魔剣の迷宮”を発見するも、依頼主への不信感から、それらの情報は共にいったん秘匿する。
後に姫からの返報を受け、領主が好戦的な派閥の一人であるとの情報を得た一党は、依頼の裏に何らかの不穏な企みがあると判断。
魔力結晶や迷宮の情報は伏せたまま、「妖精を排除し当面の安全を確保した」ことのみをもって依頼の完遂とする。
この判断によって、大がかりな依頼の裏に秘められた陰謀は多少なりとも阻めたのだろうか。
だが、今回発見した迷宮に、不穏な気配を感じさせる辺境領主。新たな冒険が、いつかまたこの地で幕を開けるのかもしれない……

▽S13　－１年目・12の月第１週
11の月、コロロポッカの森で同じ依頼を受けていたルークという冒険者とハーヴェスで再会し、親交を深める。
翌月、彼からの誘いを受けて、何者か――もしかしたら隣国から逃亡したという邪教団――が拠点化している洞窟の探索に向かう。
アンデッドが徘徊する洞窟の最奥にて、ディアボロカデットをレブナント化して復活させんとする儀式場を発見、それを阻止。
直後、ルークが一党への食事に毒を盛り、クーラの愛馬を奪って逃走する。
洞窟を拠点化していた邪教団と通じていたルークは、他の面々の無事と引き換えにクーラの命を要求するが、一党はそれを拒否。
邪教団の高司祭と、高司祭によってレブナント化されたルークと交戦、死闘の末にこれを下し、無事に生還を果たす。
その後、洞窟内に残された物品の調査やルークの遺留品から、彼の目的はかつて亡くした妻の蘇生であったらしいことがわかる。
邪教団が扱う死者蘇生の秘術を用いるには、妻の転生先であるというクーラを殺害し、魂を器から解放する必要があったのだ。
その為に裏切りを受けたクーラは、過去に拘泥せず、ルークの遺留品を花畑に残して、仲間と共にまた次の冒険に向かうのだった。

▽S14　－１年目・12の月第２週～第３週
過去の依頼の最中、コロロポッカの森で発見した魔剣の迷宮の探索。
辺境領領主に雇われ迷宮を探しているらしい冒険者達の目をかいくぐって、一党は吹雪を吐き出す洞窟へ踏み込む。
不思議な異空間となっていた魔剣の迷宮内部では、巨大な塔の左右に並ぶ、二つの神殿を探索。
それぞれ強烈な熱風と吹雪を発生させる装置と、番人となる強力な魔物がおり、それらの撃破によって塔の頂上への道が開かれる。
塔の頂上では、迷宮に認められたらしいアインツとスールが、炎熱の魔杖と氷雪の魔銃を獲得。
迷宮を脱出したところで辺境領主配下の冒険者と遭遇し戦闘となるも、遅参したマリアンヌの援護を受けこれを撃退。
多くの戦利品と共に町へ帰還するが、迷宮から魔剣を持ち去った一党の存在は領主に知られることとなったかもしれない……。

▽S15・１　－２年目・４の月第１週
ギルドからの指名で、辺境方面にある開拓村の視察依頼。
視察の理由が曖昧なわりに、実力ある冒険者が指定されていたり、報酬が高額であるなど不可解な点が多く、いぶかしむ一党。
各々伝手から調べたところ、近頃、辺境領方面には不穏な気配があり、辺境領主が開戦準備を進めているとの噂もあるという。
加えて、不吉な出来事をことごとく的中させる「予言」が貴族社会で注目を集めており、王国内部も不安定な状態であるらしい。
依頼を受けて辺境領へ向かった一党は、ファンガスの胞子によって村民が全滅した開拓村を発見。
被害が拡大しないよう犠牲者を火葬して撤収しようとしたところで、不可視の魔神が村を監視していたことにも気付く。
諸々の不審な点を報告し、ひとまず依頼は完了。一党は、この報告がもたらすさらなる動きに備える。

▽S15・２　－２年目・４の月第２週～第３週
ハーヴェス王国より、ついに蜂起した辺境領主の鎮圧の協力要請。
王国の兵と冒険者からなる連合部隊で、進攻してくる辺境領主の反乱軍を迎撃することになる。
また、アイリス姫の知己であり、近頃不吉な「予言」を流布して混乱の元凶となっているミコ女男爵の正体の見極めも依頼される。
緒戦、人間の兵だけでなく、ファンガスやアンデッドまでもが入り混じる混成部隊と会敵した一党は、大乱戦の末にこれを撃破。
戦線が安定した後、少数精鋭で敵本陣まで潜入し、敵将である辺境領主の身柄を確保するよう命じられる。
その特別任務に同道を申し出るミコ女男爵を説得して本陣に残し、一党は勅命を受諾。
領民がファンガス化・アンデッド化させられて動員され、もはや戦力らしい戦力が残っていない辺境領を進み敵本陣まで到達する。
城内では、完全に辺境領の指揮系統を乗っ取っていたドレイク族と接敵、交戦、これを撃破。
また、既にレブナント化していた辺境領主を発見、その反抗計画の証拠などを回収して特殊任務を達成する。
しかし、自陣に残してきたはずのミコ女男爵がひそかに単独で一党に追従してきており、敵陣で一党の前に姿を現す。
動向は不審なものの、内通者にしては一党に協力的な彼女をどう扱うか苦心した一党は、その正体について本人を直接追及。
結果、「彼女」は操霊魔法の暴発によって、持病で死の淵にいたミコ女男爵と同化してしまったドレイク族であることが判明。
辺境領の守りの剣は実は既にほとんど効力を失っており、領主の野心に目を付けたドレイク達が内部に入り込んでいた。
「彼女」は人類との敵対に否定的だったために同族から排斥され、同化したミコ女男爵の身分で王国側に潜伏。
同族達の侵攻計画を周囲の人間に伝えて警告していたのが「予言」扱いされ、かえって貴族社会内の混乱を招いていたらしい。
さすがに一党の独断で対処できる案件ではなかったため、こっそり脱走して有耶無耶にしようとするミコを連行して本陣へ帰還。
これによって反乱は鎮圧され、諸々の依頼も完了。王国側の裁定により、「ミコ女男爵」は辺境領の統治を任されることとなる。
様々な混乱があり、守りの剣の加護も薄れた土地ではあるが、蛮族の被害は少ない思ったよりも平和な地となっているらしい。

▽S16　－２年目・５の月第３週
冒険者ギルドより、魔動機文明時代の遺跡の攻略と、そこに取り残された冒険者の救出の依頼。
いまだ設備が稼働中の遺跡が最近新たに発見され、先行調査依頼でそこに赴いた冒険者一党が、未知の強力な魔動機と遭遇し敗走。
その際、魔動機術の腕を請われて彼らと臨時で組んでいたセプテムが、一人で遺跡に取り残されたのだという。
依頼を受けて遺跡へ赴いた一党は、頑丈な部屋に籠城して無事に生き延びていたセプテムを発見する。
セプテムの調査によれば、ここは二人の開発者が「最強の魔動機」を目指してしのぎを削っていた古い研究開発施設であるらしい。
施設の端末から、ここで開発されていた強大な魔動機の情報を入手した一党は、それらの対処法を様々に勘案した上で攻略を開始。
開発者ガンゼ・メルーゼが考案した攻撃偏重の魔動機、開発者イアン・ペキーアが考案した防御重視の魔動機をそれぞれ撃破する。
端末に残されていた記録によれば、二人はこと切れる直前、「最強の魔動機」完成の夢と各々の開発資料を誰かに託したらしい。
その正体を確かめるべく、一党は施設内に残っていた第三の工房へ突入。
そこで、施設管理用人工知能アンチ・テヱゼが、二人の開発者から受け継いだ資料から開発した「最強の魔動機」と対峙する。
二人の開発者の思想を一体化させた魔動機を激闘の末に完全破壊すると、その起動による負荷がたたって施設全体の動力炉も停止。
依頼を完全に達成した一党は、無事に街へと帰還する。
……その後、セプテムが先行調査と攻略、双方の依頼への協力で二重に報酬を得ていたところを仲間に発見され。
軽い仕置き(石化呪文)を受けて、救出してくれた一党への謝礼をきちんと供出することになったのはまた別の話である。

▽S17　－２年目・６の月第１週
先の辺境領主の蜂起事変(※S15)での働きをたたえ、ハーヴェス王から派手に勲功を授与できない代わりにと旅を勧められる。
開通したばかりのユーシズ魔導公国行の魔動列車の乗車券を賜った一党は、出立の日、乗車券を狙ったスリの少年と遭遇。
彼曰く、鉄道敷設反対派に与する兄がこの列車の爆破を目論んでおり、それを阻止するために自分も乗り込みたいのだという。
事情を聴いた一党は、事件を阻止するために重要参考人である少年を連れて乗車。車内の調査と警戒を行う。
出発してしばらくの間は何事もなかったが、片道五日の旅程が残りわずかとなった頃、ついに蛮族の襲撃が発生。
車掌として潜り込んでいた主犯――スリ少年の兄もその正体を現し、列車の屋根上、次いで車内で戦闘が行われる。
激しい戦闘で車体に少なからぬ損傷を与えつつも襲撃犯を鎮圧し、その後車内を調べなおして機関部に仕掛けられた爆弾を発見。
赤、青、黄、三色のコードのうち、いずれかを切れば停止させられることまではわかったが、肝心の正解はわからない。
列車を停車させて乗客を避難させた後、犯人の遺留品の写真をヒントに、失敗しても爆発に耐えられそうなドワ美に解除を任せる。
幸いにも推測は正しく、爆発は阻止され、一党は損傷させた列車の賠償金を払ってなお余るだけの謝礼を得るのだった。

セッション履歴

収支履歴