”カフラマラシュの一族”
戦乱の絶えないランドール地方のとある地域では、獣人族のマフィア同士による領地の奪い合いが絶えませんでした。
そこへ特定の狼種のリカントを中心にしたカフラマラシュファミリーが発生すると、彼らは圧倒的な力と恐怖を以てマフィア達を統治したとされています。
やがて”カフラマンマラシュ”と呼ばれるようになったそのマフィアの集合体は一時期ハルシカ商協国での発言権を得るほど力を付けましたが、大規模な内乱により崩壊し、獣人たちの亡骸だけが残りました。（これをランドールでは灰色狼事件と呼んだ）
事件後、ハルシカから幾度と調査隊が派遣されましたが残った痕跡や証言はあまりにも混乱と狂気に包まれており、真相は解明されていないままです。
ハルシカへ逃げ延びたリカント達の末裔は、灰色の毛並みを持つ狼であるカフラマラシュ一族への恐怖と憎悪を抱いています。（一族が既に滅びたとされているにもかかわらず）

マルメ・スコーネ
真名：ボズニクラーグ・カフラマラシュ
ボズニクラーグは、ランドール地方の獣人族の国家を支配していたマフィア ”カフラマラシュファミリー”の生き残りです。
灰狼事件の際、大切な人を守るために狂気と暴力に順応したボズニクラーグはそれゆえに守った人からも恐れられ拒絶されてしまいます。
以降、冒険者マルメ・スコーネと名乗って活動。心優しいメリアや忠義を重んじるナイトメアなどの仲間と出会い。冒険を続けている。