容姿・経歴・その他メモ

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荒野の中、旅の途中の冒険者によって拾われた子供。
まぁしかし、旅人にとって女の子を拾う、というのは苦労するものだったのだろう。何せ護身すらままならない子を守りつつなんて厳しいのだし。
なので、彼はその子供を男の子として育てた。男とも女とも取れそうな名をつけ育てた。
幸いなことに旅をする生活の中たくましく育って行ってるので、まぁその作戦は成功だろう。

父の背中を追い、銃を習った。父も魔動技師だったので、その手の知識は多い。
必然的に父にあこがれ、冒険者を志すようになった。
「親父ー」なんて追いかけてた時期もあったね、うん。
その憧れもだいーぶ薄れてきたころ、父親が冒険者を引退することになった。
そしてその時、実の親ではないことも打ち明けられた。
……そのころには顔に似たところもない父親に対して違和感を覚えていたので、「あぁ、そういうことだったのか」で済まされてたのがちょっと面白い。

憧れと言えば、もう1つ憧れるものがあった。
父や仲間たちが良く飲んでいるお酒だ。
「ルイスにはまだ早いぞ」なんて頭を撫でながら言われたものだった。
そうやって何回言われてもめげない少女に、老兵は根負けしたのか、「お嬢が大人になったら酒を酌み交わそうな」と約束をする。指切りもしたのだが、それは未来永劫果たされることのない約束になってしまった。
やはり老兵だったので、老衰には勝てなかった。……飲酒の許可が出る年齢まで生きられなかったのだ。
それが、どうしてもお酒を飲むたびに浮かぶ後悔でもある。

独り立ちを許可される年齢になったころ、彼女は一人生きていくことになった。
「どうせなら、世界を見て大きな大人になってこい」と背を押され、荒野の街を出る。
結構世界は広い。旅人として過ごしつつ、いろんな遺跡を見てきた。
世界を見るため、冒険者になることを決意した。

…………ほんとにまぁ…………一応念のため、なのか。なんなのか。
ほんっとについでのように、親を探すことにもしているらしい。
文句の1個くらいは言う権利あるだろ、だそうです

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