容姿・経歴・その他メモ

「競い合う友人がいた」
「魔物を倒したことがある」
「忘れられない恐怖を体験したことがある」

メガイアは人間のナイトメアであり、人々から差別の目を向けられた。
しかし、その友人だけは違った。ルナという名前の少年は極貧であり、メガイアと同じように軽蔑されていた。しかし、彼はいつも前向きだった。なんでも、将来の夢は冒険者になって親と兄弟を養えるくらいの報酬を貰う、だそうだ。ルナは雨の日も雪の日も、ただ一心に剣を振るった。メガイアは、最初こそは見ているだけだった。しかし、彼の熱意に心を動かされ、その内に一緒に練習するようになった。
練習の成果が試される時が来るのは意外と早かった。兵隊が隣国に出陣した時を狙って、蛮族が町を攻めてきたのだ。もちろん、町にも兵士は残っていたが、何分数が足りない。
二人は使い古した模擬刀と棍棒を持って果敢に蛮族に立ち向かった。
メガイアとルナが協力して順調に敵を倒していったが、疲れが出たメガイアが姿勢を崩した。その隙に蛮族の血に濡れた武器がメガイアの脳天に振り下ろされようとしていた。その直前、ルナがメガイアを庇い、蛮族に体当たりを仕掛けた。
結果、メガイアは助かったがルナは重い怪我をおってしまった。
メガイアは友達を救えなかった自分の力不足を嘆いた。毎日していたはずの訓練もしなくなってしまった。
そんな日がいくつか続いた頃、ルナがメガイアを呼び出した。
ルナはまだ満足に動けないようだが、食欲はたっぷりあるようで、お見舞いに持っていったフルーツをすぐに平らげてしまった。
メガイアはルナに、なぜ自分を庇ったのかと聞いた。
ルナは最初に、友達を助けるのは当然だと言った。それから、少し悩む素振りを見せ、決心したかのように言った。
「メガイアは俺より才能があるって気づいてたんだ。一足先に行ってこい。すぐに追い付いてやるから、待ってろ」
そう言われちゃ、引き下がることも出来ないな。
メガイアは旅に出ることを決意し、荷造りを始めた。

冒険に出た理由
「最高の冒険者になるため」

セッション履歴

収支履歴