どす黒い血に塗れた研究資料
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- 効果
-
プランC 第三者閲覧用簡易研究レポート オブジェクトクラス【Safe】
実験(第1回)
-----にまず生命の成り立ちを調べてみよう。今回は標準的な男性(人間)を被験者に実験だ。
まず-----てみよう。幸いにも実験に必要な機械は完成している。ひとまずこいつの頭蓋骨に穴をあける。結果
特段変わったことがなかった。-----を調べても意味はないな。ひとまず脳の摘出をしておこう。多種族との違いを今度調べておこう。
実験(第4回)
今回はモルモットの解剖を------生きたまま解剖する---------の知っている構造とは多少なりとも違うものだな
結果
モルモットが死ぬ直前、心臓に一瞬なにかの輝きを見つけることができた。------見間違いと思うだろうが私は違う。これに何か意味があるかもしれん
実験(第15回)
輝きが段々と鮮明に見えるようになってき---------正体を突き止めてみよう。幸いにも今回はモルモットが多い。焦らずゆっくりといろいろなパターンを試すのだ。
結果
確信できた。第4回目で見つけたあの輝きは魂の輝きであったのだ。どうやら私はいつの間にか生物の死の直前に魂を見ることができるようになっていた。助手には見えなかったことから恐らく私のスキルのようなものなのだろう。この魂の獲得はできるのかもしれん。ついでに助手君が目が不自由なハムスターを連れてきた。せっかくだ、飼育してみてもいいかもしれん
実験(第17回)
魂の状態を調べることができる魔動機を製作した。これを使えば魂について何かわかるかもしれない。ひとまず最初の3匹は使い方を調べるために利用させてもらおう。
結果
魂..命についてわかったことがある。どうやら命には二つの要素-----------生物として生きるための燃料である魂、そしてそれらの受け皿となる入れ物。おそらくこの入れ物が命の『根源』なのだろう。我々が想像している命とは魂ではなく、この『根源』にあったのだ。私は想像しているよりも、『死』に近づいているの---------ない
結核が-----------写はかなり困難を極める。本人の『根源』でないと拒絶反応が-----------究を進めていけばどうにかして対処法ができるかもしれないが...そのための時間がない。何かほかの計画を立てなければ...
新たにプランを設けた。プランD。かなり危険がともなうだろう。---------だが、あきらめるわけにはいかない。
プランDを実現させるために依り代が必要となる。しかし『根源』を入れるためにはただの物では済まないだろう。実験材料、もといモルモットが必要だ。-------------こいつらが材料となる。製作実験(第1回)
依り代を作るためにこちらで道具を作成する必要がある。魂を加工する道具をこれから作成する。テストデータは多いに越したことはない-------を開始しよう。
製作実験(第4回)
まだ糸をつかめないでいる。何かが足りないのだ。広い視野でみる必要がある。-----------------始めよう。
わかった。何が足りないのか。感情だ。一見関係ないように見えた感情が、キーになっている。なるほど、確かに感情のテストは考慮していなかった。しかし、それらのテストデータをそろえるための時間がないな。さてどうしたものか製作実験(第5回)
灯台下暗しとはよく言ったものだ、私に限ってそんな間抜けなことはしないと豪語していたが、いやはや、やはり過信はしてはいかんな。身近にいたではないか、手塩にかけて大切に育てていた【ハムスター】が。
結果
実験は成功した。容器が、依り代が完成したのだ!興奮せずにいることができない。ハムスターくんの存在は無駄ではなかったな。彼もさぞあの世で喜んでいることだろう。
私はこの道具をーーーーーーーー『白笛』と呼ぶことにした。だがまだ容器が完成しただけだ。この『白笛』の使い方は----------ここから先のページは血液の量がひどく、とても読めたものではない。かろうじて読めたのは以下の文章だ。
最終実験を開始する。この『白笛』に------------を入れる。あとは------------------------------------記録を残せないのは残念だ。オブジェクトクラス【Keter】は保存領域の移行を開始する。以上