容姿・経歴・その他メモ

ディガット山脈の麓にある小さな村の出身だった。幼き頃は外に出てラクシアで一番強い男になりたいと強く願っていた。8歳のころ、ある男が小さな村に流れ着いた。その男は村に襲ってくる蛮族を次々と薙ぎ倒し、ランの求めた強い男そのものだった。ランは彼のことを師匠と呼んでついていくようになった。師匠と呼ばれた男はランを鬱陶しがっていた。だが、2年もついていかれるとその状況が逆に鬱陶しいと感じ、自分の戦い方を教えるようになった。彼の戦い方に自身の格闘のセンスが重なった結果実力はメキメキと成長した。途中でかっこよさも求めて、自身の戦い方を虎力瞬狼拳（こりきしゅんろうけん）と名付けた。だが、どれだけ強くなっても獣変貌を使っても男に勝つことはできなかった。
その間も村の風習であった、村の歌、村の笛吹きなども執り行われていった。
あるとき男はこういった。「強くなるなら、旅に出ろ。」
ランはその言葉を聞いて、15歳になったときに武者修行の旅に出ようと決心した。その日まで特訓を重ねた。
そして、15になった日。昼に祝いを受けたランは夜に出発することにした。
出発まで少し眠っていたところ、突然焦げ臭いにおいで眼が覚める。
村は燃えていた。そしてある獣人が村人を殺しまわっていた。
火に照らされた獣人はライカンスロープだった。ライカンスロープは村人をひとしきり殺しきったのかこう発言した。
「お前で最後だ。」
ランは怒りに震え、獣変貌して戦った。だが、実力は雲泥の差、完敗だった。体中が傷まみれとなり、動けなくなった。
殺されると思った。そんな緊張の中傷が深すぎて、気絶してしまった。
再び目が覚めた時、あのライカンスロープはいなかった。自分はなぜ生かされたのか。不思議に思いながら少ない村人全員の遺体を埋めた。だが師匠はどこにもなった。遺体すらもなかったので、逃げおおせたのかもしれない。もしかしたら自分が生きているのも師匠のおかげなのかもしれない。
そう考えたランは二つの目標ができた。師匠を探すこと。そして村を滅ぼした、恐ろしく強いあのライカンスロープを倒す。

そう思い彼は改めて武者修行の旅に出かけた。

明るく快活な性格で声も大きいのだが、あの一夜以降、口角が上がりづらくなり、感情表現がとぼしくなった。だが元の性格はそのままなので、本人も違和感が多いんだとか。

今はナインクジオズンに籍を置いており、旅してるのだそう。

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