容姿・経歴・その他メモ

【設定】
　元々は流れの冒険者だった。
　そりゃナイトメアだから独り立ちできるまではいろいろ苦労もあったけど、この種は傭兵、冒険者、そう言った方面ではそこそこ重宝される。だからそこまで苦労は無かったさ。ま、固定PTなんか組むとトラブルもあったんでその場限り、流れが多かったけどね。
　そんな生活してても妙な縁ってモノはあるもので、ちょっとした村からの依頼をかなりの頻度で受けるような時期があったんだ。気のいい連中だった。何だかんだかなりの期間付き合いがあってね、冒険者としてのアクセス性を考えて定住こそしなかったが、すっかりなじみの顔って感じさ。
　その日は村長が他所と会合に行くってんで朝っぱらから迎えに行ったんだ。その時に見慣れ無い子供を見た。移動中聞くには前日の夜中に一人でいるところを保護したらしい…夜中に子供が一人？と思いもしたが、既に出立した後だし帰ってからにすればいいという結論になった………多分、これは最悪の判断だった。
　その日の夕方には村に戻って来れたんだ。だが、戻った村には違和感が、そして血の臭いまで漂ってた。
　起きたことは非常にシンプル、村人が虐殺されてる真っただ中だった。異常な事と言えばそれが、朝に見かけたガキ一人の仕業って事だ。着いたときにはほぼ全滅、決死の覚悟で村長は逃がしこの事態を周知するよう伝え、私は足止めに入った。無策に突っ込むでは無く、即席でもトラップは山ほど用意してさ。
　だが、それはほとんど意味を成してなかった。そのこと如くを避けるなり対処し切りやがった。全部分かってるかのようにな。対面だって奇襲に騙し討ち、そんなのも完全に見切ってきやがった……完敗さ
　
　負けたのに何で生きてんだって思うだろう？私だって死んだと思ったさ。何で生きてんのかは自分でも分からないよ…
　結局村で起きたことは私が言うまで知られて無かった。明確な確認はされてないが村長は…そう言う事なんだろうさ

　結局生き残ったのはいいがそっからは酷いもんさ。酒に溺れ堕落する日々の始まりだ。金は幸い貯蓄があったが、なんせガキ一人に完封されたんだ、自信喪失なんてレベルじゃあないさ。
　
　いい加減邪魔と思われたのか何なのか、ギルドから仕事を押し付けられた。内容は近くの村の孤児院/道場まで行く子供の護衛……アイツ私の過去知ってよくガキの護衛なんて押し付けるな
　
　んで、何だかんだこの孤児院/道場で働くようになって5年か…?いや我ながらどうしてこうなった???
　因みに5年前連れ込んだ奴は去年成人して冒険者になるんだ！って言って出てったよ。まぁ戦闘の腕も才能の塊だったしどうにかやってるでしょ

　
　流れの冒険者やってた能力じゃないって?………才能もないがそれしか道が無かった凡骨が、堕落し切った生活を長期間過ごしたんだ。鈍り方も尋常じゃなかったって訳よ。晴れてポンコツの完成ってね。
　……長期間ってどれくらいか、だって？よーし、女性の歳に踏み込むとはいい度胸だ教育が必要ね←（もはや数年で済むレベルじゃないという自爆発言に気づかない）

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