メモランダム
- 知名度
- 45
- 形状
- カテゴリ
- 装飾品:その他
- 製作時期
- 魔動機文明
- 概要
- 効果
-
○魔法の発動体
○魔力偽装(59)
この装飾品は【デリュード・エンチャントメント】によって効果が偽装されている。見た目に変化はないが、【アナライズ・エンチャントメント】によってその効果を特定する場合は、達成値が59を上回れなかった場合以下のように情報が偽装される。
魔法の発動体
単なる魔法の発動体。不審な点などは見受けられない。
○器の共有
特定の人物の『その他』の装備枠を1つ追加し、その枠に装備される。装備枠を変更することや装備を外すようなことは故意・不意に関わらず不可能で、装備者以外には触れることさえ出来ずすり抜けてしまう。何らかの形(より強力な力の行使など)で無理に外された場合も瞬時に装備者の元に戻り再装備されるが、例外として装備者が死亡した場合は消滅する。
○代弁する幻影
装備者は自身の座標から半径5m以内の範囲に任意の幻影を描くことができる。幻影の内容は装備者が指定することは勿論、この装飾品が装備者や近くにいる誰かに何かを伝えるために勝手に表示することもある。両者の指定が矛盾する場合はこの装飾品がどちらかを選んで表示する。
○記憶の守護者
忘れてしまった記憶をこの装飾品が代わりに記憶し、必要な際に装備者に伝えたり記憶そのものを思い出させたりすることで完全な忘却を完全に防ぐ。また、あらゆる記憶を失うような効果に対して抵抗する判定を行う際は、記憶を忘却するかという点においてのみ判定に+3のボーナス修正を得る。
○マナの加護
装備者はこの装飾品を装備している間、自身の本来の知力(心パラメータ+種族依存の能力値ダイス+成長)に依存して以下の効果を得る。
ランク1:知力30以上
装備者はマナを僅かに認識できるようになり、それによって魔法をより効率的に扱えるようになる。
自身が行使する魔法はその分類に依らず魔力が+2、消費MPが-1される。この効果によって消費MPは0以下にならない。ランク2:知力48以上
装備者はマナの感覚的な探知が出来るようになる。
自身から半径10m以内のマナの流れや量を把握できるようになり、範囲内のマナを利用する存在(魔法や魔法を利用したアイテムなど)を認識できるようになる。この範囲は知力が更に12上昇する度に2m拡大する。ランク3:知力72以上
装備者はマナの感覚を応用し既存の技術に組み込むことが出来るようになる。
一部の戦闘特技が強化される。強化内容
《魔力撃》 魔力に更に+(魔力/5)。端数切り捨て。 《バイオレントキャストⅠ/Ⅱ》 宣言回数に数えない。 《魔法収束》 《魔法制御》 《魔法拡大/威力確実化》 威力決定の際、出目を+2した値として威力表を適用する(最大12、この効果はクリティカルに寄与しない)。 《魔法拡大/確実化》 行使判定を更にもう1回振って3回のうちから任意の結果を選択できる。 《魔法拡大/数》 消費MPの倍率増加が0.5倍刻みになる(2倍なら拡大しない時と同じ、端数が出たら消費MPの半分を端数切り上げで求めて加算)。 《魔法拡大/距離》 《魔法拡大/時間》 《魔法拡大/範囲》 ランク4:知力108以上
装備者は魔法を操ることが出来るようになる。自身から2m以内のキャラクターを対象とする魔法を自身が対象であるものとして代わりに受けることが出来るようになる。
ランク5:知力150以上
装備者はマナと完全に繋がる。魔法の行使に際してあらゆるペナルティや制限を撤廃し、必要な道具さえあれば無条件で魔法を行使することが出来るようになる。
由来・逸話
『魔法使い』の愛用していた魔法の発動体が彼の覚醒に合わせ変化したもの。元々『魔法使い』の魔法の発動体は幾度とないマナの干渉により複雑化し単純な思考を帯びるようになっており、覚醒によってそれが一気に完成され今の姿になる。その際に器が崩壊し消滅しかけたものの、『魔法使い』がその存在に気づき、信仰と同じ手法で自身とそれを繋ぎ崩壊を阻止した。その結果お互いの存在は融合し、魂を同一とし肉体を共有する特殊な状態で留まっている。
記憶の守護と保持を行っており、これによって『魔法使い』は如何なることも忘れることはなく、忘却させるような効果にも強い耐性を持つ。記憶は特殊な保存領域に超圧縮されて保管されており、その領域は超次元的に展開・確保され続けるため、その容量に理論上の限界は無い。また器を失ったことでマナとの根源的な繋がりを得ており、それを通じて『魔法使い』は感覚的ながらもマナを認識・制御することが可能。