〈深王の杖〉![[打]](../_core/skin/sw2/img/wp_blow.png)
- 知名度
- 15
- 形状
- 宝石がちりばめられた1mほどの杖
- カテゴリ
- 〈スタッフ〉SS
- 製作時期
- 古代魔法文明
- 概要
- 水の妖精を召喚でき、魔力+1と消費MPー1
- 効果
-
[主]水の妖精の召喚
冒険者レベルまでの「属性:水・氷」を持つ妖精を召喚可能です。通常種、古代種は問いません。召喚された妖精は、30秒(3ラウンド)の間、この魔剣の使用者の命令で行動します。
この効果は3ラウンドに1回しか使用できず、妖精魔法【サモンフェアリーⅠ~Ⅶ】と同時に使用することもできません。この効果を使用すると、呼び出した精霊の「魔物レベル×2ー1」点のMPを消費します。[常]優しき水の主
この武器を装備した状態で「水・氷」属性を含む魔法を行使する場合、魔力に+1のボーナス修正を得、その消費MPをー1します。この効果で消費MPが0になることはありません。《魔法拡大/**》などで消費MPが倍加されるときは、まずこの効果で消費MPを軽減した後に倍加します。同時に、「炎」属性を含む魔法を行使する場合、魔力にー1のペナルティ修正を受け、その消費MPを+1します。《魔法拡大/**》などで消費MPが倍加されるときは、まずこの効果で消費MPを増加した後に倍加します。
「水・氷かつ炎」属性の魔法を行使する場合、これらのボーナス修正とペナルティ修正は相殺されます。[常]妖精の宿木
装備しているだけで、「土」「水・氷」「風」「闇」属性の15レベル以下に対応した〈妖精使いの宝石〉(⇒『Ⅱ』112頁)を所持しているものと扱えます。また、同時に〈魔法の発動体〉(⇒『Ⅰ』196頁)として扱うこともでき、〈宿木の棒杖〉(⇒『ML』10頁)の加工もなされているものとして扱います。
ただし、この武器を装備した状態で妖精魔法および森羅魔法以外の魔法を行使する場合、行使判定にー1のペナルティ修正を受けます。それが魔動機術であった場合は、さらにー1(合計ー2)のペナルティ修正を受けます。用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 射程 備考 2H 5 +1 35 12 +3
由来・逸話
古代魔法文明時代、セブレイ大樹海の南にある"犀角の湖"の周辺領土を治めていた"深王"イングロスが用いた杖です。彼はノーブルエルフの魔法王でありながら、己の力と権力を振りかざすことなく、民や妖精たちからの信頼の篤い優しき君主でした。
この杖は種族の壁を越えて、彼と結ばれた水の妖精から下賜された魔杖です。水の妖精との親和性が特に強く、イングロスが治める国の安寧を象徴するものでもありました。しかし、魔法文明の終焉を示すように流行り出した熱病に、ついぞイングロスも斃れてしまいます。彼の妃であった妖精はこれに嘆き、悲しみのあまり自身の感情を制御できず、怪物となってしまいました。
以降、怪物となった妖精はこの杖を抱いて、封印による微睡の中、優しい夢を見て眠り続けています。