容姿・経歴・その他メモ

ヴェルサ出身、北西部の山脈付近・辺境の村の農家の一人娘として生を受ける。

幼いころから両親の蔵書であった著名な世界中の冒険者の伝記や叙事詩を読み、それらに刺激を受けて育ったが、両親や村に彼女を冒険者として旅立たせる余裕などなく幼少期から成人を過ぎた後もずっと村の畑作業などを手伝わされていた。

村に時々現れる野生の動物などを追い払う自警団的な役割を担い、彼女は日々のストレスをそれらにぶつける。退屈な畑作業を生涯ずっと続けることになるのかと自身の人生観に絶望していた。

ヴェルサでは一般的な無償の初等教育も両親が農家の作業を優先させた為受けることが出来ず、自身で独学で様々なことを学ぶ。

彼女の人生の転機は2年前、自身が成人した年に村を襲ったはやり病である。両親や村人たちは次々と病に侵され一人ずつ倒れていき、彼女はたった一人の村の生き残りとなる。彼女の両親の遺言には、彼女の冒険者となる夢を後押しすることが出来なかった両親の後悔の念だけが書かれており、一人残されてしまう娘の身を案じる思いが綴られていた。

彼女は荷物を纏め、両親の想いを裏切らない為、立派な冒険者となるために自身の人生を歩みだした。



【夢の内容と選択肢・解答】
「何を得て、何を犠牲にする?＝剣を選ぶ」→力なき私は剣を握る。もう二度と奪われない為に。力があればすべてを護ることもできる....はず。盾はただの重荷でしかない。(剣を握り、盾を捨てた)

「大切なものは＝人より先を進むこと」→自分の道は自分しか作れない、人よりも先に進まなければ埋もれるだけ。

「冒険に出て何がしたい＝強くなりたい」→強さを求める。

「何を恐れる?」→私がこの世にいたということを刻み付ける。亡き父と母の為に大成を成し、私という存在を証明する。


【冒険者になってからのリサの動向】
15歳の成人の年の災厄に見舞われた後、一人リサはヴェルサの中央を目指す。戦闘訓練も積んだことがなく、体力も筋力も圧倒的に劣る少女の一人旅はいつ終わってもおかしくないものであり、リサは心細さとあまりの無力さに毎夜泣いた。リサにとって旅は地獄であった。
　命からがら今現在の都市にこれたのは奇跡といえるだろう。リサは冒険者登録をなんとか済ませ、冒険者としての人生を歩みだした。
　しかし冒険者として成功を収めるのはほんの一握りである、リサが子供時代に読んだ英雄譚に出てくるような冒険者のようにはなれるわけがなかった。極力危険の少ない薬草の採取や運搬の仕事、危険度が高い依頼は避け、依頼が無ければ冒険者の宿以外の日雇いの労働などをこなし生きる糧を食いつないでいた。また、冒険者の宿も転々とし、固定のパーティーも組まなかった。
　理想と現実、リサは次第に心が疲弊していった。労働をし、生きるために働くことでせいいっぱいで。宿に泊まり、ベッドで一人眠るとき、傍には誰もいない。一緒に寝てくれる人などおらず、彼女の涙を流す日々は止まらなかった。

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