運命の扉:アンリエット編1章
貴族同士で過去に1度交友を深めたことがありますね。

初めての冒険の前に行った特訓の訓練、最初は順調に魔物を倒していけていたが倒れていく仲間達、後方で支援を行っていた私達の魔力も尽きてしまい窮地に陥る。
隣に居たアーデルベルトが叫ぶ、助けてくださいと。
それに習って私も叫ぶと魔物達は去って行き訓練は終わった。
その後ギャスラがその判断は正しかったと言う。
始めはその意味が分からなかったけれど...今は理解が出来る。
きっと、冒険者になるって事はこう言う事なのだろう。
自分は今まで嫌な事は嫌と言ってやりたいことはやれてきた。
それはきっと恵まれていたからだ。
冒険者になるって事はきっと沢山の選択をするって事なんだと理解する。
偏に傷を癒やす魔術でもそうだ、自分の限界を知ってしまった今、誰も彼もを直す事だなんて出来ないのだから...
きっと人生は運命を決めるギャンブル...賭け事の1つ1つを選択して生や死...他にも色々...知らない事を知っていくのだろうか。
彼はその事を伝えたかったのだろうか。
旅をするヴァグランツの彼に出逢うのも又運次第...これもまた選択だと知った頃には彼はその場に居ませんでした。

道具を扱う魔物達の討伐の依頼を受けた際に出逢った不思議な殿方、名前をノアと言うそうです。
私達が魔物に戦うときに急に現れて手助けをしてくれました。
彼の扱う魔法は強力なもので更に引き連れていたゴーレムもかなり強く敵は簡単に葬りさってしまいました。
彼が私達を助けたのは気まぐれなのかアハツェーンを探しに戦いが終わってから去って行ってしまいました。
御礼を言えなかったのが心残りですがきっといつかまた逢うことが出来ますよね...。

ギルドに訪れた際にムメイさんが共に冒険に行く方と共にパーティーを組んで遺跡の探索に行く機会を得ましたの。
私は冒険者になってから同じ同性の方と冒険に行く機会に恵まれず...
素敵な殿方と行くのも楽しいのですが同性の方と冒険以外でも仲良くなりたいと思っていたのでとても気合いが入りましたの。
遺跡を探索する中で現れた魔物相手に鍛える間に修得した魔法で初めて自分で魔物を攻撃する手段を得てパーティーの助けになったことがとっても嬉しかったですわ。
皆様の力になれた事や謙遜せずに自信を持って欲しいと言われた事全てがとても嬉しかったのです。
そしてお宝として貴重なブーツを見つけられた事も、皆で成果を出せたこと全てが私にとって嬉しい経験でしたわ。

ギルドに所属している先輩冒険者の男性で数少ない同じ天地使いとして共に訓練を行う方ですの。
サラさん共軍師として軍略を考えたりと器用な方だと思いますわ。
私が宿舎を探しているときに同じ冒険者のよしみで紹介をしてくれたときは慣れない土地での暮らしもあって助かりましたわ。

冒険者の先輩で共にノヴァ家でお世話になっている女性ですわ。
とても勇敢な方で困った人を見つけると直ぐに手を差し伸べたり、優しく導いてくれる姿は聖女として相応しく私は思いますの。
けれど彼女は神官では無いそうで...
初めて存じた時には驚いてしまいましたわ。

初めての訓練と依頼を受けた際に同行した冒険者の先輩の方ですわ。
信仰は別ですけれど神官としての力だけで無くてクロスボウの使い手としても優秀で私には出来ない事を熟していてとても凄いと思いましたわ。

沢山の事を器用に熟す方ですわね。
前に出て両手の剣で敵を倒す姿はとても格好良かったですわ。
彼は皆様のお兄さんみたいな方で沢山の人に頼られて凄いと思いますの。

メリアの冒険者でムメイさんの妹分だそうですの。
とても勝ち気な女性でリオナさんとハクノさんが私初めて共に依頼を受けた女性の方でしたの。
また共に依頼を受けたいですし仲良くなって交流を深めたいです。

グゼラハーン遺跡を探索したときに一緒に冒険を行った冒険者ですの。
グラスランナーの方でとても素早い身のこなしで敵を翻弄して挑発する姿がとても魅力的な女性でしたわ。

魔物討伐の際に一緒に行った新人冒険者の方ですわ。
敵を投げたり踊ったりとても楽しそうな方でしたの。
彼と共に色んな事を学んで行きたいですわ。