特殊能力

●共通

○生くる騙し絵

　この魔物に対する魔物知識判定に成功したキャラクターは、この魔物の分類を「蛮族」「動物」「魔神」から任意に選択できます。
　複数回この効果が適用された場合、この魔物の分類は最後に指定された分類となります。
　また、この魔物を視認しているキャラクターは、この効果を適用するための判定を主動作として行えます。その場合、判定には魔物知識判定の基準値と目標値を用います。

○意図的な錯視〔Restricted〕

　この魔物は自身の手番の終了時、「蛮族」「動物」「魔神」からランダムに指定し、自身の分類をそれに変更します。

○揺らぐ影刃

　この魔物の攻撃の命中判定の達成値に対して「3」以上上回る達成値で回避力判定に成功したキャラクターは、「2d」点の呪い属性の物理ダメージを受けます。
　回避側の判定が自動成功だった場合はこの効果は適用されません。

●蛮族形態

○4連続攻撃

　1回の主動作で同じ対象に4回連続で攻撃することができます。
　この能力は封印された場合、攻撃回数が1回減少に留まります。

●動物形態

○再生＝20点

○急所への一撃

　打撃点決定の2dの出目が「9」以上の場合、打撃点をさらに「+10」点します。

○影渡り

　ダルグブーリー（ML199頁）のものと同様です。

▶暴れ回る

　近接攻撃可能なキャラクターを任意に5体まで選び、それらに近接攻撃を行います。
　その手番にこの魔物が移動していないなら、その攻撃は「抵抗：回避力／半減」に変更されます。

●魔神形態

○2回行動

○痛恨撃

　打撃点決定の2dの出目が「10」以上の場合、打撃点をさらに「+9」点します。

▶投影の魔手／精神抵抗力／15（22）／半減

　任意のキャラクターすべてを対象として「2d+16」点の闇属性の魔法ダメージを与えます。
　精神抵抗力判定に失敗した〈繋命の呪刻〉を装備したキャラクターは、次の手番の終了時までに主動作なら1回、それ以外なら2回の繫命魔法を行使しなければなりません。そうしなかった場合、そのキャラクターは手番の終了時に自身の最大HPと等しい値の物理ダメージを受けます。この効果は重複しません。
　この能力は、完全な暗闇か、すでに闇属性の効果を受けている空間にいるキャラクターを対象にとれません。

○眩ます一撃

　この形態で行った武器攻撃が2回失敗する毎に、次の1回の主動作で行う判定を自動成功に変更し、打撃点を決定する場合はその2dの出目を10に固定します。
　失敗回数のカウントは形態が変更されても継続されます。
　主動作に対する効果はこの形態以外の形態の場合でも適用されます。