シンラベルト
- 知名度
- 17
- 形状
- 中が空洞な魔力を帯びた銀色のベルト
- カテゴリ
- 装飾品:腰
- 製作時期
- 魔法文明
- 概要
- 装備者の周りを自然環境にし、その力を周りに分け与える
- 効果
-
この装飾品は多機能化することができず、多機能化したベルトと同時に装備できない代わりに、名称「~ベルト」とついた装飾品を一つ装備することができます。
装備者が次の条件のうち最低2つを満たしている場合、装備者を中心に半径10mが自然環境として扱われ、さらに1日に1度、30秒(3ラウンド)の間、このベルトを補助動作でMP20点支払うことで『活性化状態』にすることができます。
また、装備者は満たした条件につき、より多く炎属性のダメージに「+2」点のダメージを受けるようになり、効果に「炎」と含む魔法の消費MPがその分「+1」点されます。
『活性化状態』中、自身の満たしている条件を自主的に解除することができず、『活性化状態』が切れた場合、装備者の「シンラベルト」と「グリーンベルト」の効果は再び『活性化状態』が使えるようになるまで消滅します。条件
/ 条件 ① 装備者がグリーンベルトの装着または自然環境にいること ② 装備者に植物的性質があること ③ 装備者が地面に根付いていること 活性化状態
この状態で手番を終えるたびに、以下の効果の内のいずれか一つを使用することができます。また条件を3つ満たしている場合、二つ選んで使用することができます。
/ 効果 ① 「射程/形状:1(10m)/術者」の「対象:1体」でHPを自然環境にいる対象に行使した魔法の種類分「2」点回復します。(最大10) ② 「射程/形状:1(10m)/術者」の「対象:1体」でMPを自然環境にいる対象に行使した魔法の種類分「2」点回復します。(最大10) ③ 装備者の習得している魔法のレベルの4分の1(切り上げ)または「射程:接触」の魔法を「射程:接触」でかつ、魔力を「-20」して行使することができます。(宣言特技等の効果は乗りません) ④ 装備者の習得している魔法のレベルの4分の1(切り上げ)または「射程:接触」の魔法を「射程:接触」でかつ、魔力を「-20」して行使することができます。(宣言特技等の効果は乗りません)
由来・逸話
ある日狩人と魔法使いは言い争った。
「なぜ都市で盗人の接近に気付かなかった」と。「お前は自然環境じゃないのがいけないと言うが全くもって意味が分からない」と。「自然環境なら私の頭の上にあるではないか」と。
しかし狩人はわけのわからないことを言ってるのはお前だと言う。
魔法使いは考えた。自然環境とは何かと。そこで悩み考えたどり着いたのが森羅魔法という分野であった。
最初は訳が分からなかった。どうやら森羅魔法とは自然にあふれた力や自然の動物の力を用いて行使をする魔法だと。
しかし、その多くの魔法はどれも自然環境から恩恵を受けても自然環境を作るには至れてなかった。
「そこから考えるに恐らくは『自然環境』は自然を示しているのではなく、空間の性質を表しているのでは?」
「そう考えたら簡単だ。ならそれを纏えばいい」
こうして生み出されたのが『グリーンベルト』である。そしてその隣に記載されているのが、その発明者である魔法使いが自分専用に作った世界に一つの『シンラベルト』だ。この魔法使いが正式に論文化した『自然環境』の理論は魔法の可能性を大きく広げるものとなっており、ここを含めた多くの魔法学校で教えられている。しかしこの『纏う』に関して解明できた人物は今だいない。その確固たる根拠は『グリーンベルト』の生産難とその論文に書かれた『シンラベルト』の製造方法が何一つ判明していないというものだ。かの高名な『狩人と言い争った魔法使い』である『シューザ・グレート』はこの文献に書かれた論文を出した後、最後に『シーベルト』を作ると書き残した後の消息が不明である。『シンラベルト』を作れとは言わんが、この『自然環境』への理解を深める研究は今も大事な分野だ。もし興味があるなら次回の私の講演にも参加してほしい。次はそこで『自然環境とメリアと妖精』についての話をしよう。
講師 ネリバー・スコーナー