容姿・経歴・その他メモ

容姿

日光が苦手なので常に藍色のロングマントを着ている。
身長175cm。

経歴

カルニスが物心もつかない人間の幼子だった頃に、カルニスの両親は魔神に殺された。
その時、勇敢にも魔神に立ち向かおうとしたカルニスの兄"ルーク"は、
冒険者に扮して偶然居合わせたライカンスロープに戦士として認められ、
人狼化の洗脳と儀式を受けライカンスロープになった。
幼子で身体も弱そうなカルニスは、そのまま殺される予定だったが、
精神的にライカンスロープになりながらも、まだカルニスに兄弟としての愛情を残していた
ルークの頼みによってカルニスもライカンスロープとなった。

物心がついた頃には、ライカンスロープの戦士として育てられていたカルニスは、
人一倍一族としての誇りを持っていたが、人間の頃から体が弱かったためか、
ライカンスロープとなった後でも、どちらかといえば落ちこぼれの部類に属していた。

カルニスが所属していた部族"アルカディア"は、
ライカンスロープとして強い個体を生み出すことに特に強い拘りを持っていた部族で、
人狼化の特殊な儀式の手法の研究に熱心であった。
そんな中で、ついに特別に強い個体を生み出すことに成功したものの、
その個体は洗脳が上手くいかず、人間としての精神を多く残したまま、という欠陥を残してしまった。

そして、ある日その特異個体"リュカ"によって一族は滅ぼされ、兄もカルニスの目の前で殺された。
一族に伝承されていた人狼化の儀式の手法も、この時に全て失われた。

リュカに何故か見逃され、唯一生き残ったカルニスはリュカへの復讐を誓った。
一人放浪していたカルニスは途中オーガの蛮族集団に拾われたが、価値観が合わずしばらくして抜け出した。
この時、オーガの騎獣の中で落ちこぼれ扱いを受けていたヴァルグの"ヴァン"に同情するところがあり、一緒に連れて行った。

それ以来、キツネ型のライカンスロープという手がかりだけを頼りに、
人間の冒険者として様々な人間の集落を転々とし、ある時、ついにリュカの住んでいた村を見つけ出したが、
その時には既にリュカは死亡した後だった。

復讐の矛先を見失ったカルニスは、リュカに命じたことで一族の滅びの間接的要因となった村長を殺害。
その後、リュカの残した子供達を殺そうとしたが、冒険者であったため、返り討ちにあってしまった。
カルニスは半ばやけになりながら、兄と同様に殺されることを望んだが、またしても見逃される結果となった。

俺は、何故、まだ生きているんだ？これから、何を目標に生きていけばいい？
復讐という唯一の原動力を失った彼は、自分が生かされた意味を探し続ける。

性格

自身が落ちこぼれだった境遇からか、弱き者、虐げられし者を見ると、捨て置けない部分がある。
ヴァルグのヴァンと、サハギンのブークもそれが理由で拾っている。
ライカンスロープの種族自体の傾向でもあるが、人間も蛮族も割と平等な目線で見ており、別に蛮族の味方という訳ではない。
人間時代の両親が魔神に殺されたことはほぼ覚えてはいないものの、魔神にはなんとなく憎い感情がある。

リュカやフォスター姉弟に生かされてからは、「生きる価値のある者」という
観念に憑りつかれるようになっていて、「こいつは生きる価値がない」と判断すると手が早い。
また、ニトライドには「恵まれた境遇を持ったもう一人の自分」のように感じていて、ライバル心を燃やしている。
日光が苦手なので日中はフードをかぶる必要があり、冒険者時代は服装的に違和感のない魔法が得意な剣士として振舞っていたが、
ニトライドに敗北してからは、単純な肉弾戦では彼に勝てないと判断し、今まで以上に魔法の研鑽に精を出している。

人間に交じって生活する期間が長かったため、当たり障りのない人間として演技することには長けている。
演技する必要のない相手にはぶっきらぼうな口調で話すが、
甘えることに慣れていないだけで、本当はただのツンデレ男。

冒険者は偽善たらしくて好きになれなかったが、
ヴァグランツという存在を知ってからは、自由で信念を持った彼らの生き方に少し憧れ始めている。

履歴

魔神化影響点：1

狂化侵蝕点：0

魔神化能力

「魂の吸収」2d+冒険者レベル+2/精神抵抗力/半減
「2d+冒険者レベル」点の精神属性ダメージ
与えたダメージ分MP回復、抵抗されても有効

セッション履歴

収支履歴