エルフの集落で生まれたが、身体に痣があったことから忌子として扱われ、両親や村人から虐待される。
そのためいつも傷だらけで地下室に監禁されていた。
そんな彼女にとって妖精だけが友達であり親であった。
妖精の力で傷を癒し、また虐待によって傷が増える繰り返し。
そんな日々に絶望していたマリーは、何度も何度も自殺しようとしたが、怖くてどうしても自分の手で命を絶つことはできなかった。
ある日村人たちがいつもの暴行を終えた後、施錠せずに出ていった。
その隙に牢を抜け出し、生まれて初めて外に出た。
誰か自分を終わらせてくれる存在を求めて走り続けた。
すると知らぬ間に魔剣の迷宮に迷い込んでいた。
辺りを見渡していると、後頭部に衝撃が走り気絶してしまう。
目を覚ますと、周りには妖精たちがいて、マリーを介抱してくれていた。
それからマリーは妖精たちに保護され、少しずつ性格も前向きになっていく。
しばらくして妖精王から世界を見て回ってくることを勧められる。
「多くを見て、聞いて、自分の知らなかった世界を知って、これから自分がどうしたいか決めなさい。その結果帰って来たければ帰ってくればいい」
そう言われ、最初は戸惑いが大きかったが、弱い自分を克服するために旅に出ることを決意した。

フェアリーテイマー5、コンジャラー2、セージ4《ターゲッティング》《魔法拡大／数》《魔法収束》