誕生日：10月6日

コルガナ地方はヴァイスシティ、凱旋通りのシーン神殿に務める神官だった。

娼館で働く娼婦の子として生まれた。
娼館を運営するシーン神殿のシスター達に日中は面倒を見てもらい、教養もそこそこ学ぶことができた。
15歳になる頃には容姿も美しく成長し、男娼として娼館で働くことになった。
女性のみならず男性の客にも人気があり、すぐに娼館の稼ぎ頭になったが、他の男娼たちから妬まれるようになった。
男娼として働いて数年を経たある日、客の盗難事件の濡れ衣を着せられ、折檻を受けることになった。
その間、飲まず食わずで餓死しかけたが、月神シーンからの温かな抱擁を感じた(と思っている)。そして、気がつくと神聖魔法が使えるようになっていた。
その事実を知ったシーン神殿によって、彼は神官見習いとして引き取られ、第二の人生を歩み始めることになる。
ちょうど20歳になった時のことだった。
そうして見習いとして働き始めた際に、世話役となったシスターのシェス（エルフ/女/43歳）に出会い、今までどんな女性を相手にしても経験したことのなかった感情を抱いた。
いつしかそれが愛であると自覚したものの、貞淑を絵に描いたようだった彼女にそれを告げることはできず、悶々としたまま神殿での日々を過ごして行くこととなる。

やがて見習いを卒業し神官としての役目を果たすようになったが、その頃になっても女性からの人気が衰えることはなく、愛の告白を受けたり、手練手管の指南、関係を求められることは珍しくなかった。
はじめこそ、神官としての立場を考えて断っていたのだが、一番望む女性からの愛が得られないやるせなさや苛立ちが募るにつれ、虚しさを埋めるように、こっそりと誘われるままに関係を持ち始めた。

内なる想いを秘めながら時が経ったある日、シェスと神官見習いのアイラ（人間/女/18歳）が買い物に出たきり行方不明になった。
そして某日、シェスとアイラと思われる頭部のない遺体と護衛に雇った男の死体が発見された。

頭部のない遺体を抱きしめ、決して叶うことのない想いと運命に打ちひしがれる。
弔いをした後、街を出る際にシェスが好きだと言ってくれたハープを持って旅立った。
どこへ向かうのか、自分自身も分からないまま、ポッカリと空いた穴を埋めるように、温もりを求め続けるのだった。

パーソナリティー

一人称は『俺』。
神官として振る舞う時は『私』を使う。そうするようにとシェスに言われたから。
二人称は『キミ』。
女性に対しては『お嬢さん』『レディ』『プリンセス』などいっぱいある。ありすぎる。（PLの語彙力試されてる。困った）

その他メモ

キーワード：金木犀（Osmanthus fragrant） 謙虚、気高い人、真実、誘惑、陶酔
名前は「Osmanthus(オスマンサス)」から捩った感じ。