スピリットキャップ技能
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- スピリットキャップ
-
スピリットキャップ技能と魂律
スピリットキャップ技能 その他系技能 テーブルB
スピリットキャップ技能は、様々な生物から「霊気」を採集し、集めたものを使って自身や仲間を強化します。
「霊気」を採集すると、それに応じて「魂律」を使用できるようになります。このとき、霊気導士は、MPを使用しません。代わりに対応した「霊気」を消費します。
なお、スピリットキャップ技能では以下の判定が可能です。●異常感知判定
●危険感知判定
●探索判定
●罠回避判定
※この4つの判定はパッケージ(『Ⅰ』123頁)」としてまとめられ、「スピリットキャップ観察判定パッケージ」となります。
スピリットキャップ技能の用語概要
スピリットキャップ技能で用いられる用語には、次のものがあります。
霊気導士
スピリットキャップ技能のルールおよび効果では、スピリットキャップ技能関連の効果を使用するキャラクターを「霊気導士」と記述します。
魂律
「霊気」を消費することで発生させる効果で、基本的に自身や味方を強化したり、敵の妨害をしたり、探索時の便利なものとして使用したりできます。
霊気
「霊気」とは、あらゆる生物にある力である。霊気導士はこれを採集することで、「魂律」を使用できるようになります。
魂律の獲得
キャラクターは、スピリットキャップ技能を1レベル習得するごとに、魂律をリストから1つ選び、それを獲得します。つまり獲得した魂律の合計がキャラクターのスピリットキャップ技能レベルと同じ値になります。
魂律には2種類存在します。「霊気」を消費することで効果を発揮する「発動型魂律」と獲得した瞬間から常時効果が発揮しており、「霊気」を消費する必要がない「常時型魂律」があります。
魂律には、それを得るのに必要な最低技能レベルが設定されています。それらが5レベル以上、10レベル以上で獲得できるものがあり、スピリットキャップ技能がそのレベル以上になっていなければ獲得できません。この判断はキャラクターの成長後のレベルで判断します。魂律の使用
ここでは、魂律を使用する際のルールをここに示します。
〈呼応霊石〉が必要
魂律は、霊気導士が〈呼応霊石〉を身に着けていなければ、使用できません。
魂律の発動は1ラウンド1回
霊気導士は補助動作で1ラウンドに「発動型魂律」を1つ使用することができます。
通常移動か制限移動のみ
「魂律」を使用する際、霊気導士の移動方法は「通常移動」か「制限移動」に限られます。「全力移動」を行った場合、「魂律」を使用できませんし、「魂律」を使用した後に「全力移動」は行えません。
魂律の解除
魂律の解除は、霊気導士が補助動作で行うことができます。
魂律は非魔法
魂律は魔法ではないため【センス・マジック】や【マナサーチ】などの魔法にも反応しません。
採集
霊力は対象に対して1ラウンドに1回採集できます。採集の対象は、敵味方自身関係なく、キャラクターであればどれからでも採集が可能です。採集方法は3通りあります。また、採集の方法によって「採集行動補正」と言うものがあり、この数が大きいほど、一度に多くの霊力を採集できます。
攻撃採集
近接攻撃時に使用することで、命中した際に採集できます。「採集行動補正」は「1」です。
直接採集
「対象:1体」「射程:接触」で主動作で採集することで採集できます。「採集行動補正」は「2」です。
遠隔採集
「対象:1体」「射程/形状:1(10m)/起点指定」で主動作で採集することで採集できます。「採集行動補正」は「1」です。
霊力
採集できる霊力には以下の種類があります。
本能
生物が生きていく上で必要な意志です。
理性
知性や抑制を表します。この霊力が採集できるのはほとんどが知性が一定あるものだけです。
秩序
他者が決めた規則などを大事とするものです。
混沌
自身の赴くままの規則に従うものです。
霊力採集効率
霊力を採集する対象によって「基礎霊力採集効率」と「霊力採集補正」があります。霊力を採集するとき、以下の通りで採集する数が決まります。
●採集量=(「基礎採集効率」+「霊力採集補正」)×「採集行動補正」
採集を行った対象に応じて、「本能」「理性」「秩序」「混沌」をそれぞれ規定量獲得します。ただし、最終的な値が0未満になる場合、それは0となります。基礎採集効率
基礎採集効率は、分類ごとに決まっており、以下の表で対応しています。
基礎採集効率分類 本能 理性 秩序 混沌 蛮族 2 1 2 1 動物 4 0 1 1 植物 3 2 0 1 アンデッド 3 0 0 3 魔法生物 0 2 3 1 魔動機 0 2 4 0 幻獣 1 2 2 1 妖精 1 2 1 2 魔神 1 1 0 4 人族 2 2 1 1 霊力採集補正
霊力採集補正とは、対象の「知能」「反応」「穢れ」及びPCのステータスによって変化するものです。
知能知能 補正 知能:低い 本能+1、理性-1 知能:高い 理性+1、本能-1 その他 補正無し 反応
反応 補正 反応:友好的 秩序+1、混沌-1 反応:敵対的 混沌+1、秩序-1 反応:腹具合による 本能+2、秩序-1、混沌-1 穢れ ※この補正は「分類:蛮族」のみに適用されます。
穢れ 補正 0~2 なし 3 混沌+1、秩序-1 4 混沌+2、秩序-2 PCの能力値
内容 補正 知力が18以上 理性+1、本能-1 魂律の範囲
魂律の及ぼせる範囲は自身を中心とした半径5mまでとなります。
- スピリットキャップ技能用新規データ
装飾品
〈呼応霊石〉 価格:100G
知名度 8 形状 半透明の石 アイテム区分 装飾品:頭・首・手・背中・腰 概要 魂律の使用に必要 製作時期 魔法文明 効果 このアイテムを装飾品として身に着けることで使用条件を満たします。 〈霊脈呼応霊石〉 価格:3,000G
知名度 10 形状 紫色に薄く輝く半透明の石 アイテム区分 装飾品:頭・首・手・背中・腰 概要 魂律の使用に必要 製作時期 魔法文明 効果 このアイテムを装飾品として身に着けることで使用条件を満たします。「直接採集」が「対象:1体」「射程/形状:1(10m)/起点指定」となり、「遠隔採集」が「対象:1体」「射程/形状:2(30m)/起点指定」となります。 〈増幅呼応霊石〉 価格:30,000G
知名度 15 形状 紫色に薄く輝く半透明の石 アイテム区分 装飾品:頭・首・手・背中・腰 概要 魂律の使用に必要 製作時期 魔法文明 効果 このアイテムを装飾品として身に着けることで使用条件を満たします。魂律が要求するすべての必要な霊力が-1されます(1未満にはなりません)。 〈霊瘴呼応霊石〉 価格:45,000G
知名度 20 形状 青色に薄く輝く半透明の石 アイテム区分 装飾品:頭・首・手・背中・腰 概要 魂律の使用に必要 製作時期 魔法文明 効果 このアイテムを装飾品として身に着けることで使用条件を満たします。「直接採集」および「遠隔採集」が補助動作でできるようになります。 〈変質媒体〉 価格:7,500G
知名度 15 形状 円盤型のカプセル アイテム区分 冒険道具類 概要 霊力を変換する 制作時期 魔法文明 効果 任意の〈呼応霊石〉に取り付けることで効果を発揮するアイテムです。このアイテムを取り付けた〈呼応霊石〉を装備しているとき、1ラウンドに1回だけ補助動作でいずれかの霊力を1つ選択します。その霊力を「本能」「理性」「秩序」「混沌」のいずれかに変換することができます。 スピリットキャップの戦闘特技
霊気導士は特技を習得する際に、ここに示す戦闘特技を習得可能です。
選択習得の常時特技
《魂律追加Ⅰ》
前提 スピリットキャップ技能レベル1以上 使用 - 概要 魂律の習得数を+1 効果 この特技の習得者は、魂律を習得する数に+1します。つまり合計で「スピリットキャップ技能レベル+1」個まで、魂律を合計して習得できます。 《魂律追加Ⅱ》
置換 《魂律追加Ⅰ》/スピリットキャップ技能レベル5以上 使用 - 概要 魂律の習得数を+1(合計+2) 効果 魂律を習得する数を《魂律追加Ⅰ》からさらに+1(合計+2)します。 《魂律追加Ⅲ》
置換 《魂律追加Ⅱ》/スピリットキャップ技能レベル9以上 使用 - 概要 魂律の習得数を+1(合計+3) 効果 魂律を習得する数を《魂律追加Ⅱ》からさらに+1(合計+3)します。 選択習得の宣言特技
《霊痕付与》
前提 スピリットキャップ技能レベル3以上 使用 - 適用 1回の近接攻撃または1回の霊力採集 リスク なし 概要 「採集行動補正」を+1 効果 近接攻撃時の「攻撃採集」、または霊力採集時の「直接採集」「遠隔採集」時に宣言することができます。「採集行動補正」が+1されたものとしてすべての霊力を通常より多く採集できます。グラップラーorバトルダンサーorフェンサー技能で近接攻撃を行った際、戦闘特技《変幻自在》による複数宣言能力で宣言することができます。 - 魂律
魂律
ここでは、魂律のデータを掲載しています。
1レベルから習得できる魂律
発動型魂律
【闘争戦術】
前提 なし タイプ 発動型魂律 時間 10秒(1ラウンド) 猶予 30秒(3ラウンド) 概要 戦闘能力を強化する 効果 生物に刻まれた様々な形の戦闘能力、経験などをその身に取り入れます。 霊力 消費量 能力 本能 3 〈格闘〉及び生来武器で与える物理ダメージ+1点 理性 3 命中力に+1のボーナス修正 秩序 3
由来・逸話
技能解説
スピリットキャップ技能を扱う者は霊気導士と呼ばれ、様々な生物から「霊気」を拝借し、自身や仲間を強化する「魂律」を与えます。
魂律は魔法とは異なり、MPの消費などが全く必要ありません。霊気を拝借する際に、手を動かす必要があります。また、効果範囲は現在の「霊気」の量に左右されます。
霊気は複数種類があり、戦闘中の対象に左右されるため、霊気導士はその戦況を見極め使い分ける必要があります。