【背景設定】
　ロウェルはオーレルム地方で遊牧生活を送る、シカ系リカントで構成されたフォルミード氏族アレイウス家の長女として生を受けました。そこで牧畜と守衛を20年続けながら、時にはランドール地方やブルライト地方へ悠々自適に足を運びました。
　しかしロウェルが29歳になる頃、安定した生活を求める定住派とこのまま遊牧をし続けていく伝統派に氏族が二分し、ロウェルらアレイウス家は定住派として南進して行き、やがてラージャハ帝国へと行き着きました。
　アレイウス家と少数の若者以外の定住派は更に南進して、ミラージ共和連邦やハーヴェス王国に向かっていきました。残されたロウェルらの半数はラージャハ帝国の軍役に就き、弱小蛮族をたまに相手にしながら伸び伸びと生活に順応していきました。
　ロウェルが新兵から最終的に尉官(又はそれに相当する役職)へと上り詰めて、30年が経つ頃。年々暑くなっていくラージャハ帝国の高温環境と、軍役でリウマチになってしまった右膝の痛みに耐えかねて前線から退きました。その後は当時面倒を見てくれていた上官の斡旋により、後方勤務で事務と新人育成の任に追われるようになるも、大好きな喫煙が制限されたことから僅か3年で退職しました。しかしつまるところそれは収入源を失った、というヘビースモーカーには痛い事実でもありました。故に、自身の兵役経験を最も効率良く活かせる職業として、ロウェルは蛮族や魔神と戦う冒険者へとなりました。

【設定資料】
『個人色』
・ビリジアン：00885A
『キャラクリエイト』
種　族：リカント　生まれ：軍師
基礎値：技9　体9　心7
能力値：A.1D6 B.1D6+3 C.2D6 D.2D6 E.1D6+6 F.1D6
《2023/12/15作成》
①2+5+4+11+9+1 ＞ 32
②2+4+10+3+12+6 ＞ 37
③2+7+3+4+9+4 ＞ 29　　②を採用