特殊能力

●全身

[常]強靭な皮膚

　断空属性または衝撃属性の物理ダメージ、魔法ダメージを受けるとき、それを「-3」点します。

[常]魔将の鼓舞

　このキャラクターと同じ陣営に属するすべてのキャラクターは戦闘特技《不屈》を習得します。

●頭部

[常]限定2回行動

　1ラウンドに主動作を2回行えます。
　ただし、そのときには「近接攻撃」「[主]魔人の眼光Ⅱ」「[主]邪気の噴霧」「[主]ディナイアル」から異なるもの2つを選んで行わねばなりません。

[主]ディナイアル/17/精神抵抗力/消滅

　悍ましい咆哮を上げ、周囲を威圧します。
　「対象：全エリア(半径50m)/すべて」、「射程：自身」、「属性：精神効果」で、対象となったキャラクターが命令を下している、あるいは召喚している「分類：魔法生物」、「分類：アンデッド」、「分類：妖精」、「分類：動物」、「分類：幻獣」、「分類：魔動機」のキャラクターを機能不全に陥らせます。ただし、例外的に、精神抵抗力判定を行うのはそれぞれを連れた術者・騎手のみです。
　対象となったキャラクターが連れていたのが【ファミリア】によって作製された使い魔だった場合、当該使い魔は1R(10秒)間、MPとすべての能力を喪います。
　対象となったキャラクターが連れていたのが【クリエイト・○○】もしくは【インスタント・○○】で作成したゴーレム・アンデッドだった場合、それらは通常通り破壊されたものとしてその場で自壊します。
　対象となったキャラクターが連れていたのが【サモン・フェアリー】によって召喚された妖精だった場合、当該妖精は即座に「召喚してから[行使した際に規定されていたのと同じ]Rが経過した」ものとして帰還します。
　対象となったキャラクターが連れていたのがライダー技能によって指示を下される騎獣だった場合、即座に当該騎獣は〈騎獣契約証〉〈騎獣専有証〉もしくは〈騎獣縮小の札〉などのアイテムが使用された状態となり、彫像化する、あるいは封入されます。本来のこの処理によって騎手にMP消費が発生する場合は通常通り行われ、直前の手番での移動距離を参照した落馬処理(⇒『Ⅲ』91頁)が行われます。再度、この状態を解除して当該騎獣を戦場に呼び戻すまでに、10秒(1R)を要します。何らかの事由によって彫像化等の処理が行えない状態にあったときは、騎手と騎獣はすべての部位のHPとMPに「10」点の確定ダメージを受け、騎獣はさらに1R(10秒)間、すべての種別の移動・主動作・補助動作を行えなくなります。
　この能力は連続した手番に使用できません。

[主]魔人の眼光Ⅱ/必中

　ディアボロルテナント(人間形態)のものと同じです。

[主]邪気の噴霧/14(21)/精神抵抗力／半減

　「射程：自身」「対象：2~3エリア(半径10m)」で、呪いの気を放ち、対象に「2d+11」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。
　この効果は自身以外の任意のキャラクターを対象から除外できます。
　自身は決して除外できませんが、抵抗には必ず成功するものとして扱われます。

●胴体

[常]飛翔

　すべての部位は、近接攻撃における命中力・回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
　[部位：胴体]のHPが0以下になった場合、この能力は失われます。

[宣]薙ぎ払いⅡ

　自身の存在する乱戦エリア内の任意の5体までに武器での攻撃を行います。

[主]人間化

　人間形態に変化します。
　人間形態のデータは、「ディアボロルテナント(人間形態)」を参照します。
　[部位：胴体]がHPやMPの減少を受けていたり、魔法などの効果を受けていたりした場合には、それらが、そのまま人間形態に引き継がれます。
　負っていたダメージによりHPが0以下になるなら、即座に気絶します。
　「[主]人間化」は、「[補][準]瞬時魔人化」を使用した直後の1時間は使用できません。
　また、「[主]人間化」を使用した直後3時間は「[補][準]瞬時魔人化」を行うことはできません。