容姿・経歴・その他メモ

経歴表
ㆍ罪を犯したことがある
ㆍかつて従者がいた
ㆍ忘れられない恐怖を体験したことがある
冒険に出た理由
ㆍ無理矢理巻き込まれて

履歴

異なる世界の神とも言われる、謎多き神ラーリス。
魔神以外でその信者は滅多にいないが、それでも人族ㆍ蛮族を問わずその信徒は存在し、異界─或いは奈落の奥底─に眠っているとされるラーリス神そのものをラクシア世界に召喚しようと活動を続けている。
(ET,p51)

ハンプティ・ダンプティはとある信徒集団がラーリス召喚儀式の為に用意した、卵形の超大型魔晶石だった。その内に蓄えられた膨大なマナを使い､ 邪神を召喚しようとしたのだ。幸い依頼を受けて駆けつけた冒険者パーティーによって信徒集団は討伐され、儀式は途中で阻止されたが、その時誰も予想だにしなかった事が起こった。

儀式の要だった魔晶石が戦闘の余波を受け高台から転がり落ち、散々に砕かれた。そして砕かれるその直前に、魔晶石だったそれは自我を持ち､ フロウライトとして覚醒したのである。本来土の中から生まれて来るというフロウライト。だが、既に採掘された石がフロウライトになった例はないと言う。しかも覚醒の瞬間砕かれたせいか、破片が散乱する中座ってるそれは、ずいぶんと幼い見た目をしていた。

特異だったのはそれだけじゃなかった。
邪神召喚の儀式に利用されたせいか、それは生まれた直後から既に狂える神の祝福を受けていた。
本来邪神の信徒は即討伐対象。だが、その冒険者達はただ生まれてきただけの､まだ何もしてないフロウライト(子供の見た目)をそれだけで叩き切る事ができるほど冷酷にはなれなかった。

結果、ハンプティ・ダンプティは彼らによって保護され、育ての親になる貴族に託される。それは保護と同時に監視の目的も有ったのだが、いつ狂神の影響で人に仇なす存在になるか知らないとの心配とは裏腹に、以後もハンプティは平穏な生活を続ける。最初警戒してた周りの人々も、そんな彼を見て全ては杞憂だったと段々安心して行ったが、実は彼がフロウライトという、普通の人の欲望とは遠い存在であった為に外に漏れなかっただけで、彼の狂神の教えへの信仰は寧ろ日に日に高まっていた。

ある日、彼は盗賊に拉致されてしまう。幼い体躯に淡く光る水晶の体という特異性が、人身売買の盗賊の目に留まってしまったのだ。そして親と従者など、周りの者が慌てて盗賊の元に駆けつけた時、そこには

アザービストに護衛されながら、神の拳で盗賊だったモノをミンチにしているハンプティ・ダンプティの姿があった。

これから先彼がどうなるのか、まだ知る由もなく

「自由に生きるのも、束縛するのも、自由である」
「汝の望みこそ、汝の求めるべきもの」
「自由を妨げるものすべてが悪であり、敵である」

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