ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

不死剣カジンスキー - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

不死剣カジンスキー

基本取引価格:7000
知名度
18
形状
柄に髑髏の意匠が施された、刀身が薄緑に淡く光るロングソード
カテゴリ
〈ソード〉
製作時期
魔法文明
概要
装備している間、持ち主に[レイジング・アース]の効果を与え続ける。
効果

[操霊の守護]装備している間、毎ターン持ち主のHPを3回復する。

用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考
1H両 13 1 15 10 1
2H 13 1 25 10 1

由来・逸話

 魔法文明時代末期、後にハールーン魔術研究王国となる地域の北部の王となった魔法王セオドアが晩年、自身の国の更に北部にある国々へと攻め込むために、自らのお抱え魔工であるカジンスキーに作らせた第七世代の魔剣。
 セオドアが望んだのは不死。何度倒されても再び立ち上がって戦うことの出来る兵団、それこそが最強であるとセオドアは考えたのだ。そこでカジンスキーは操霊魔法の[レイジング・アース]に目を付けた。握っている間この操霊魔法の持続回復が可能なのであればもし倒れても、即死さえしなければ気絶から回復した時には怪我は全快していてまた戦える。そう考えたカジンスキーはセオドア配下の中から剣を扱う九十九人を選び出し、二刀流の者の分も含めて百八本の魔剣を作り出して与えた。この不死剣はカジンスキーの代表作となり、以降は彼の名前を冠して呼ばれるようになる。
 セオドアとメローペ、アステローペ、アルシオーネの三国同盟の全面戦争、その中でも最大の決戦であるエレクトラの戦いに、彼等『不死兵団』は投入された。彼らは凄まじく強く、セオドアの他の軍勢と共に三国同盟の軍を一時期は圧倒すらしていた。だが、敵側の三国もさるもの、人族以外にも妖精、動物、魔神の大軍勢を率い、数で磨り潰しにかかった。そうして一人、また一人と『不死兵団』は力尽きていった。一般兵は大怪我をすれば国に帰される。死にかけた雑兵全員に神聖魔法を完全回復するまでかけられるほど魔力に余裕は無いからだ。だが、彼等は部位が完全に欠損したりしない限りは怪我が勝手に癒えてしまう。故に、『不死兵団』はその地獄のような戦場から逃げることが出来ず、そのほとんどが死んでしまった。皮肉なことに、彼等『不死兵団』にとってはこの剣は不死の剣などではなく、逃れられない死の剣だったのである。

製作者:皮裂きジャック