龍骸経歴表

・知り合いに神薙がいる/いた。
・町奉行に尋問されたことがある。
・渡来人の知り合いがいる/いた。

検非違使になった/協力する理由表

鬼族を滅ぼすため。

概要

龍京の公家、｜西桐院《にしのとういん》家の姫の飼い猫。
姫は神薙であったが鬼にかけられた呪いにより、神薙としての仕事が出来なくなってしまった。
姫のために、呪いをかけた鬼を見つけだし滅ぼすことが目標。
そのために検非違使になった。

明るい性格で、交友関係が広い。
好きな食べ物はたい焼き。
好きなことは姫の膝の上で昼寝をすること。

経歴

獅音は捨て猫である。名前はまだ無かった。どこで生まれたのかもとんと見当がつかない。
物心がついた時には龍京におり、人々から食べ物を分け与えられ、野良猫と同じように生きていた。

ある日、西桐院家の屋敷から宝物が盗まれる事件が起きた。
獅音は事件に何の関わりもなかった。
しかし事件当日に屋敷の傍を歩いていたという証言から容疑を疑われ、町奉行に捕まってしまう。
町奉行の尋問から助け出してくれたのが、当の西桐院家の姫であった。
姫は神薙であり、犯行が鬼の仕業であると突き止めていた。その証言により獅音は救われた。
姫の恩に報いるべく、自分に罪をかぶせた鬼を捕まえるべく、獅音は姫に協力する。
そして鬼を捕まえることに成功し、結果、飼い猫として姫の傍においてもらえることになった。
獅音には今まで名が無かったが、この時に姫が「獅音」と名付けてくれた。

その後も獅音は姫を手伝うために、神薙の仕事に同行した。
しかしある時、遭遇した鬼により姫は致命傷を負わされる。
幸い、獅音が猫の姿になって早急に人を呼んだため姫は一命は取りとめた。しかし問題は姫が受けた呪いだった。
呪いにより姫はアラミタマに極度に弱い身体になってしまい、神薙としてアラミタマを浄化することはおろか、都の外に出ることすら出来なくなってしまった。

呪いは非常に強力で、都の呪術師や巫覡でも祓うことができなかった。
姫の呪いを解くには、呪いをかけた鬼を見つけ出し、討ち滅ぼすほかはない。
そのため獅音は検非違使となった。

検非違使の配属は黒子衆であるが、獅音本人の意向もあり、現場で戦う任務に回ることも多い。

獅音を捕まえた町奉行とは、姫の神薙の仕事を手伝う中で協力し合うことがあり、仲良くなった。
今でも会うたびに世間話や情報交換をしている。

都から出ることができない姫のために、仲良くなった人物をしばしば屋敷に招いている。
最近では渡来人と知り合い、姫と一緒に楽土の話を聞いた。