仲間の意思を引き継ぎ冒険者へ

基本アホの子、冒険者になってから経験するもの全てが新鮮で子供っぽい振る舞いが多い。
奴隷時代に見たものや聞いた話が知識の大半を占めているので世間知らずが露呈してきている。
自頭はそこまで悪くないのだが如何せん記憶力が悪くいろいろと覚えれない。
基本使い捨ての斥候として扱われてたため戦闘以外の冒険者としての技能は皆無。(戦闘時は肉壁として頭数に入れられていた)
ダンジョンなどで同胞達より長生きできたのは単に体が頑丈だったためである。
脱走してしばらくは森で原始的な狩猟生活を送っていたので野宿に一切の抵抗がない。
旅を決意したあと大きい町にたどり着くまで行商人相手に必要なものと獲物の物々交換で身支度をしていた。
(中には貴重な素材もあったかもしれないが本人は気づいていない)
初めてガメルを手にしたのも冒険者になってからなので、物の価値もよくわかっていない。
必要数に足りてれば欲しいものと交換できるぐらいに思っている。
戦利品の剥ぎ取りが苦手でちょっとずつ知識をつけてはいるが力の加減ができない。
ジャイアントリザードの串焼きとドコカニの丸焼きが好き、算数が苦手。

出生

私がこの世に生を受けたと同時に母が死んだ、父は愛するものを生まれながら穢れをもった忌み子によって失ったのだ。
物心がついたとき、父に入れられた小さな部屋が私にとって世界の全てだとに理解した、この世界では鳥の囀りも太陽の光でさえも届かない。
10歳になるまで私に与えられたのは必要最低限の食事と本一冊、蝋燭だけが照らす暗闇と静寂の中から出ることは許されなかった。
ある日一人の男が現れた、暗闇の外で父と何か話してるのが聞こえる、やがて扉が開いた、この部屋の扉が開くのはいつぶりだろうか？入り込む光と空気が宙に舞う埃を煌めかせ、ほんの一瞬美しいもの見たと感じさせる。
ついに外に出るときが来た、私の世界が広がるときが、久しぶりに見た父の顔はおぼろげながら優しく微笑んでるように見えた。

幼い記憶、父だったモノの記憶、思い返せば一度も目があった覚えがない。
私が奴隷として売られる瞬間まで親子として心を通わせる日はなかった。
私は商品、800Gそれが私につけられた価値

ギルド「銀の黄昏」

ギルドに売られたあとはていのいい冒険者として扱われる。
“斥候奴隷”表向きはギルド「銀の黄昏」所属の冒険者。
最低費用の戦力で依頼費のかさ増しとギルドの資金繰りが主な役割。
奴隷として買い取ったナイトメアの子供たちで部隊を作り、任務では斥候として命を投げ出させる。
部隊と言っても分隊に満たない人数はざらで、劣悪な環境による死亡で入れ替えも多いため便宜上である。
所属の冒険者にとって所詮は命を守るための使い捨ての盾程度に扱われている。

所属部隊カヴェア

ナイトメアの子供たちで構成された部隊
リアーネが所属した時点ではわずか5名しかおらず、後の補充により最大8名までになった
全員が14歳以下で銀製の足枷をさせられており、成人すれば正式な冒険者になれると信じ込まされている。
ウルシラ地方大遠征には荷運びとして参加し、セブレイ大樹海の未開拓領域の任務にて
ギルドの冒険者がタイラントゴルギアスの変異種と遭遇、逃げるための時間稼ぎ役としてろくな装備も渡されないまま戦いを強要され、リアーネとアリスを除き部隊は全滅した。

　イルマ

性別/男　年齢/14歳　技能/ファイター

「死角を作るな、視野を広く、落ち着け、トドメの一撃は油断にもっとも近い、忘れるな。」

　カイエ

性別/女　年齢/14歳　技能/ウォーリーダー・セージ

　キーツ

性別/男　年齢/14歳　技能/レンジャー

　マシュー

性別/男　年齢/13歳　技能/スカウト

　ツイリ

性別/男　年齢/14歳　技能/グラップラー

　ミナ

性別/女　年齢/14歳　技能/ソーサラー

　ペンローズ

性別/男　年齢/13歳　技能/スカウト

　アリス

性別/女　年齢/12歳　技能/フェアリーテイマー

成人まで私は体のいい斥候奴隷として扱われた、表向きはギルド「銀の黄昏」のメンバーとして依頼費のかさ増しなどに使われ、その実危険地帯では使い捨ての斥候として命を投げ出す。
罠で即死できればマシな方で、魔物に捕まり拷問や食い殺されたものもいた。
次は私の番、数多の同胞の屍を瞳に焼き付けながら生にしがみつく日々。
精神的にも肉体的にも綻びが生じていた、脱走を決意した。

ギルドは許してはくれなかった、致命傷を負いながら追っ手をかわし、深い森の中で意識を手放した。
目覚めると、自分の居場所が分からず森で迷ってしまった。道を探し、歩くうちに、怪しげな洞窟を見つけた。
中は暗く、うっそうとした植物で覆われ、先に進むと、謎めいた「奇妙な光」に遭遇する。
その光に導かれて、大量のマナが噴き出す龍脈と妖精の泉にたどり着いた。
本来穢れを嫌うはずの妖精は私を迎え入れ、体の治癒を行ってくれた。
人々から憎まれ、忌み嫌われてきた私は、自分自身を評価することができなかった。
しかし、私の人生は、この妖精との出会いにによって変えられた。

この天地は一つではなく、数多の一の集合体。
人、飛ぶ獣、妖精、老いたる者、忌み嫌う者。
等しく一。ならば己が意志で統一しよう。
――種族や才能、力の違いを超えて、死んでいった同胞と心を共にして旅を続ける。
ナイトメアという種族であることは、冒険においては何の問題にもならない。
全ての人々を幸せに、散っていった仲間を連れて帰るために旅を続けるのだ。

後に恵まれし子らの家を設立。
スラムで野垂れ死ぬ予定だったナイトメアの子供や、地方で生まれ忌み嫌われて育ったナイトメアの子供などを、積極的に受け入れてその力を十分に役立てるために戦士として教育する児童養護施設だと噂が流れている。

異貌

1日に何度でも、補助動作及び戦闘準備で、瞬時にナイトメア独特の姿に変われます。角が肥大化して肌が青く変わります。
この状態では、魔法行使において、発声と魔法文字を描く動作が不要になり、鎧によるペナルティ修正もなくなります。
姿を戻すのは、主動作です。

弱点

銀の武器及び、特定属性のダメージをHPに受けるとき、それが+2点されます。属性は生まれた種族で決まります。
(弱点属性)人間:土属性　エルフ:水・氷属性　ドワーフ:炎属性

種族特徴の強化

6レベル:[異貌]使用時、自身が行う武器攻撃やダメージを直接対象に与える魔法行使において、ダメージを+1します。
11レベル:[異貌]使用時、命中力判定と魔法行使判定に+1のボーナス修正を得ます。

名前：リアーネ・オールシェット
種族：ナイトメア　性別：女　年齢：15
―――――習得技能―――――
フェアリーテイマー：8 ファイター：7
スカウト：3 エンハンサー：1 アルケミスト：2
―――――自動習得の戦闘特技―――――
タフネス
―――――選択習得の戦闘特技―――――
(才)魔力撃
ターゲティング 魔法収束 魔法制御 頑強
―――――魔法技能―――――
妖精魔法 妖精魔法(火,光,闇)
―――――その他/補正効果など―――――
種族特徴/[異貌]
賦術/▶▶△【バークメイル】
マナチャージクリスタル
ドントレシアの堅忍鎧/物理ダメージを受けるたび防護点+2
セービングマント/回避･抵抗失敗時に魔法ダメージ-4
魔晶石(5)2
知性の指輪×2,月光の魔符(+1)×2