この秘伝を習得するためには《武器習熟A/**》の習得に際していずれかの近接武器のカテゴリを選択している必要があります。
　この秘伝を習得する際、近接武器のカテゴリを任意に2つ選びます。この秘伝の習得者は、それらのカテゴリについて《武器習熟A/**》を習得しているものとして扱います。
　ただし、この効果によって《武器習熟》を得たカテゴリのAランク以上の武器については、特殊な効果(注1)を持った武器を装備・使用することはできません。

　また、周囲にある、ある程度の強度を持つ物体を即席の武器として使用することができます。その場合、後述の〈即席武器〉のデータを持つどのカテゴリにも属さない近接武器として扱います。周囲に使用に適した物体があるかどうか、刃武器／打撃武器のどちらなのかはGMが判断します。
　この能力によって得た〈即席武器〉を3つ以上所持・携行しておくことはできません。

《万物百通剣功Ⅱ》

前提：《武器習熟S/**》、《万物百通剣功Ⅰ》
　《万物百通剣功Ⅰ》の習得者が《武器習熟S/**》を習得した場合、《万物百通剣功》と置き換えて習得します。
　流派の習得者は《万物百通剣功Ⅰ》で選択したカテゴリの武器について、さらに《武器習熟S/**》を習得しているものとして扱います。特殊効果のない武器のみ使用可であるという制限も同様に適用されます。
　また、〈即席武器〉を使用する際、その威力が上昇します（データ参照）。

武器データ

　近接攻撃を行う際に宣言し、その攻撃１回に有効です。
　宣言を行った攻撃において、その与えるダメージを「＋６」点します。複数を同時に攻撃する場合、命中した中から任意に１体を選び、それに対するダメージを上昇させます。
　攻撃が命中した場合、攻撃の処理の終了後、攻撃に使用した武器は破壊されます。身体を直接使う武器（〈パンチ〉など）で攻撃する場合、この戦闘特技は宣言できません。

《破虎剣・獣爪破Ⅱ》

置き換え：《破虎剣・獣爪破Ⅰ》／《捨て身攻撃Ⅱ》を習得
　《破虎剣・獣爪破Ⅰ》と同様ですが、与えるダメージの増分が「＋１０」点になります。

《破虎剣・獣爪破Ⅲ》

置き換え：《破虎剣・獣爪破Ⅱ》／《捨て身攻撃Ⅲ》を習得
　《破虎剣・獣爪破Ⅰ》と同様ですが、与えるダメージの増分が「＋３０」点になります。

　手番中にリスクとして、「最大HPの半分（最大５０点）」のＨＰを消費して宣言することができる流派秘伝です。この秘伝は「一瞬／30秒(3ラウンド)」の効果として扱います。
　宣言して以降「10秒(1ラウンド)の間、自身の命中力・回避力判定に「＋４」のボーナス修正を得、また武器攻撃によって与える物理・魔法ダメージを１回のみ「＋１２」点します。複数の対象に同時に攻撃を行う場合、ダメージ上昇効果は命中した対象から一体のみを選んで効果を発揮します。
　その後20秒(2ラウンド)の間、自身は主動作を行うことができず、回避力判定に自動失敗します。