ボブヘア、髪色はブロンド
ちょい垂れ目、鼻の高さは平均より少し低め
顔は平均より少し上くらいの良さ
身長160cm前後、エルフ特有の細身な体形
目の色は薄紫色をしており、薄い青色のイヤリングをしている
動きやすさ重視のため、フード付きハーフマントを着用

13の頃、とある事件により家族全員(父・母・姉)と死別している（経歴2）。
冒険者はワケありの人間でも身分をある程度保証してくれるという、親友であるセリス・クレマティスの助言により、親族へ身を置くことなく、同じく身寄りのない親友セリス・クレマティスとともに冒険者となる。
どちらも後衛職を専門としているため、基本的には別々の依頼を受けることが多い。
生活を維持するため、身の丈にあった依頼をこなす日々を過ごしている。

基本的に回りの意見に流されがちで、受け身な性格。
パーティーでは、特に寄り添い助けることを信条としており、自分の身よりも他人を優先しがちである。

妖精の「悪戯」により、フィオナとセリスが精神錯乱状態となり、それぞれの手によってウィステリア一家及びクレマティス一家を殺害した事件。
魔法への抵抗力が一般的に低い未成年で、精神錯乱状態だったことから罪には問われなかった。

ウィステリア家は地元では真言魔法を扱う所謂ソーサラー系の名家だった。
フィオレは、生まれつき真言魔法の適性が低く、妖精魔法の適性が高かった。しかし、ウィステリア家では真言魔法が特に重要視されており、他の魔法は適性が高くとも無意味に等しかった。
1つ違いの姉であるフェミラが、ウィステリア家初代に匹敵するほどの魔法適正であったのも災いし、幼少の頃から家族からの虐待を受けていた。
事情を知らない他人からは、特に問題ない一般的な家庭を演じていたが、家庭内ではフィオレに人権はないに等しく、正しく地獄のような日々を送っていた。

13のとき、転機が訪れる。それは、セリスとの出会いだった。

セリスは当初、フィオナの殺害のために、フィオナに接触した。
彼女の家もまた、地元ではウィステリア家には劣るものの、ソーサラー系の名家だった。
セリスはフェミラと同い年であり、否が応でも両家を比べる物差しとなってしまっていた。
真言魔法の力の差は歴然であり、セリスはフェミラの力には遠く及ばなかった。
ここ数十年で、クレマティス家の名がウィステリア家に及ぶほどとなっていただけに、フェミラによって世の中の評価(地元のごく限られたコミュニティ内ではあるが)が再度落ちてしまった。当然、そのような評価にクレマティス家は快く思っていなかった。
セリスは、フェミラに劣ることを理由に、フィオレと同じく家庭内で虐待を受けていたのである。
このような状況に耐えられなくなり、遂には、ウィステリア家の次女であるフィオレを殺害することで、ウィステリア家を少しでも落ち目にさせようと考えた。

フィオレ自身から、フィオレが置かれている家庭内の状況を話され、殺害してもウィステリア家に何も影響がない人間であるとわかり、計画が頓挫する。
しかし、過程は違えど双方の身が置かれている状況は似ていることから、それぞれに傷のなめ合いに似た友情が生まれる。
今後の生涯において、フェミラがいる限り、両家の関係性、家庭内の待遇は良くなることは見込めないだろう。むしろ、今後さらにひどくなっていくことは目に見えていた。そして、二人はもう既に限界だった。
二人は、自ら妖精魔法の精神錯乱魔法を受けることで両家の一家を殺害することを計画し、実行した。

どんなに虐待を受けていたとしても、人を殺害することは罪である。
一種の罪滅ぼしとして、それぞれが冒険者としてできる限りの人を助けることを二人は約束し合った。
それは、どちらかが命を落としたとしても、一生消えることのない約束である。

[1-6-5]血縁者と死別したことがある
[5-3-1]大きな嘘をついている(いた)
[4-4-4]大切な約束をしている
理由[4-5]友達に勧められて

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