誰かの日記5
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- 知名度
- 形状
- 一枚の紙
- カテゴリ
- 製作時期
- 不明
- 概要
- 前半のページが破られた日記
- 効果
-
ーそこにはこの日記を書いた人物の壮絶な一生が書かれていた。その内容はこうだった。ー
遥か昔、賢者と四人の家臣がいた。家臣の一人は蛮族だったが、それでも賢者は、大切な仲間として共に過ごしていた。やがて、5人は人間も蛮族も共に暮らせる国を築き上げた。賢者は王となり、家臣たちはそれぞれ分担して、領土を治めるリーダーとなった。それぞれ住民たちが、自らをメイヴィス、ギテルス、トライシス、バルバロスと名乗ったことから、国名をメギトバ王国とした。
それから数百年が経ったあるとき、こんなうわさが流れた。「三種の神器ってあるだろ。あれを蛮族が持つと、国を滅ぼす凶悪な魔物になるんだってよ。」この話はうわさとなりたちまちのうちに広がり、国民たちは蛮族を避けた。その中に、ある蛮族の少年がいた。それがこの日記を書いた人物だった。彼も友達だった子供たちから避けられ、国を追い出され一人になった。一人でずっとさまよい歩き、とてもつらい日々を送ったようだった。「あいつらがあんなことを言わなければこんなことには...」それが最後の文章だった。
日記を閉じると裏には名前が書いてあった。スゲイオス=ヒューデ