●奇跡の剣

この武器は普段はどこにも存在せず、また装備・携行状態ではないという扱いになります。また何かしらの効果・加工によりこの武器自体を強化することはできません。
この武器は唯一「●英雄譚 -奇跡なる束ね火の剣-」を使用する極一瞬だけ、アルティオの両手の上に載せられる形で顕現します。これはアルティオが気絶・死亡している場合を除く如何なる状態であっても発生し、アルティオが奇跡を望む限り例外なくこの武器は顕現します。

●英雄の憑代

この武器の特殊能力はアルティオのみ使用可能であり、他のPCや魔物・特殊能力等その他の存在によって使用条件が満たされることは例外なくありません。また、この武器は「●英雄譚 -奇跡なる束ね火の剣-」を使用した時のみ装備可能であり、その可否に関わらず1シナリオにつき1回しか使用できません。
これらの制限は他の如何なる効果によっても変更できず、また無効にすることも出来ません。

●英雄譚 -奇跡なる束ね火の剣-

この特殊能力は1シナリオにつき1回しか使用できず、その可否に関わらずアルティオは気絶し、戦闘から除外されます。
「射程:2(10km)」で「対象:1体」を眩い光の剣で攻撃します。この効果を使用した時、この武器による攻撃は必中となります。アルティオの追加Dに「(アルティオの任意の魔力)×(味方陣営の人数)×100」の修正を与え攻撃を行います。
更にアルティオが存在する戦場で攻撃が行われた時、その効果が発生する前にアルティオがこの効果を宣言し、適用ダメージで比較を行います。アルティオ側が有利な結果となった場合、対象の効果の発生は無効となります。
これらの効果の使用時、例外的に必筋による制限を無視して装備可能となります。

――少女が空の手を天に翳す。するとどこからか現れた光の束がその手に載せられた。見よ、その光はまるで千の松明を束ねたが如き輝きを放ち、今まさに降り掛かる苦難を両断せんとする剣である。
アルティオは両の手でそれを構える。背に確かな王の気配を、剣を支える力強い手の温もりを感じながら。やがて放たれた一撃は、眩い光の中へと全てを包んで消えていった。