特殊能力

●本体

[主]召異魔法/レベル8/魔力10(17)

[常][宣][主]魔法適正

　戦闘特技《魔法拡大/すべて》《ターゲティング》《ワードブレイク》《魔力撃=+10》を習得しています。

[常]限定二回行動

　1Rに2回、主動作を行えます。ただし、そのときは「魔神の落胤」の効果によって付与された能力、「祈り」による攻撃もしくは「[主]門を開く」「[主]書き換える」「[主]魔神の落胤」《ワードブレイク》のいずれか異なる二つでなければなりません

[主]"門"を開く

　空間が裂け、そこから魔神が顕れ、ごく短時間のみ活動します。
　魔神は「1d3+7」レベルに当てはまるものを選び、その魔神の魔神行動表にある行動を1回だけ行います。行動は1d6を振って決めるか、1dの結果が2だったとして行動をさせるかいずれかを選ぶことができます。行動直後、魔神は送り返されます。
　この能力では通常の魔神の使役時と同様に術者がかかっている魔法が適用されます。また、この能力は通常の魔神の召喚とは異なり、召喚時、送還時には供物は不要であり、召喚、行動のキャンセルによるMPの消費はなく、送還によるMPの還元もありません。

[常][主]書き換える/必中

　子供が癇癪を起して物を壊すかのように、彼女は事実をなかったことにします。この能力には3つの効果があります。
Ⅰ：主動作を使用することで、このエネミーに付与されている効果を達成値の比べ合いをせず、全て解除します。また転倒や視界が見えないなど自身に適用されている不利益と判断できる状態を全てなかったことにすることができます。
Ⅱ：1Rに1度、誰かが2dを振った場合、その出目を7に変更します。
Ⅲ：1Rに1度、HPが0以下となった「部位：本体」以外の部位を一つ選び、HPの最大値を半減させることで、HPの最大値まで回復させます。Ⅲの効果は「部位：本体」のHPが半分以下の場合、この能力で選べる部位を二つにまで増やせます。

[主]魔神の落胤

　自身の指定する部位に1つに、もしくは「部位：羽」の両方に魔神の能力を新たに書き加え、1Rの間、自身の能力とします。書き加える能力は以下の通りになります。

　主動作を用いる能力、宣言を伴う能力、「[常]不運＆○笑い上戸」を選んだ場合、それは頭部のみにしか付与できません。また、「[常]魔法無効」を付与した場合、その部位に付与されている魔法効果は一切解除されるものとします。

[常]「絶対的防御っ！」

「部位：本体」の適用ダメージが半分になります。

[常]断罪の光

「部位：本体」の攻撃は「射程/形状：1(10m)/貫通」の純エネルギー属性の魔法ダメージとして扱われます。

●羽

[常]鳴りやまぬ羽音/必中

「射程：自身」「対象：1エリア(半径5m）/すべて」に羽音を響かせ、対象にいるキャラクターの命中力判定と回避力判定に-1のペナルティ修正が加わります。ただ本質は羽音によって奏でられる呪歌の一種であると考えられます。他のキャラクターの呪歌の範囲と重なった場合、達成値は17で達成値の比べ合いを行い、処理はルルブⅡp124「効果範囲の重なり」に従います。
　この能力は呪い属性であり、「部位：いびつな羽」がいずれかひとつ、HPが0以下となった場合、この能力は失われます。

[常]連打

「部位：いびつな羽」が命中判定を行い、攻撃が当たらなかった場合、次の命中力判定に+2のボーナス修正を与え、命中時の打撃点決定の2dの出目を1上昇させます。この能力は「部位：いびつな羽」の命中力判定が失敗するたびに累積し、最大3回まで累積します。また、「部位：いびつな羽」同士でこの効果は共有され、片方の羽の攻撃が失敗した場合、もう片方の羽にも効果が適用されます。また命中力判定に成功し、攻撃に成功した場合、ボーナス修正はリセットされます。

[常]痛恨撃

　打撃点決定の2dが10以上だった場合、打撃点をさらに「+15」点します。

[主]羽ばたかせる

　羽を羽ばたかせることによってより高速的に動きます。
　3Rの間、全ての「部位：いびつな羽」に【ヘイスト】と同様の効果を付与します。　

●救済の魔眼/断罪の魔眼

[主]見つめる/必中

「対象：1体」「射程/形状：1(10m)/射撃」で対象を見つめます。救済の魔眼が使用すると、HPの現在値に2dの確定ダメージを与え、断罪の魔眼が使用するとMPの現在値に「2d」点の確定ダメージを与えます。

[主]｜断罪《ジャッジメント》/10(18)/精神抵抗/半減

　この戦闘内で存在するキャラクターの「罪」を合計し、その数が60以上だった場合、この能力を使用することができます。
　戦闘内に存在するすべてのキャラクターの「罪」を解除し、「射程：自身」「対象：3エリア(半径100m)/すべて」に対して点から光条が降り注ぎ、「解除した罪の数」点の純エネルギー属性の魔法ダメージを与えます。
　この能力を使用するには、「部位：救済の魔眼」「部位：断罪の魔眼」の二つの部位が行動可能な状態で、かつ、1つでも主動作、補助動作を行っていない状況でなければなりません。

[主]救済

　使用不能。

●救済の魔眼

[補]「救ってあげる～」/必中

　命中力判定、回避力判定、精神抵抗判定、生命抵抗判定のいずれかを宣言します。「射程：自身」「対象：1エリア(半径10m)/すべて」で宣言した判定に対して何らかの効果によって累計で修正が-3以下のペナルティ修正が加わっているのキャラクターがいた場合、このエネミーのいずれかの部位を一つ選び、1Rの間、任意の魔法使い技能の魔力+2、命中力判定に+2の修正、もしくは打撃点に+10点の修正を加えます。

●断罪の魔眼

[補]「裁いちゃおうかな～」/11(18)/精神抵抗/消滅

「射程：自身」「対象：1エリア(半径15m)/すべて」に対して1Rの間、「罪状」を付与します。この「罪状」は「罪状」以外の効果の数だけ「罪」を付与する効果を持ちます。「罪状」が付与されている間に新しく効果が付与された場合、更に「罪」が付与されます。
「罪状」の効果は「罪」の数だけ行動判定にマイナス修正を与える効果を持ち、以下の表に従います。また、「罪」が8つ以上のキャラクターは「弱点：魔法ダメージ+2」が付与されます。