・苦手な動物がいる
・旅をしたことがない
・近所に芸術家が住んでいた
・自由を求めて冒険に出た

物心ついた時からとある深い森の中で独りで過ごしていた少女。
ある日、森の中から幼子の泣き声がする、といううわさを聞き森に訪れていた老いたエルフの芸術家と出会った。その後二人の仲は深まり、言葉を教えてもらったり、外の世界のことを教えてもらったり、魔法を教えてもらったり、名前のなかった少女に古い言葉で“優しい陽の光”を意味する名前をつけてもらったりした。
結局その老いた芸術家は死んでしまったが、「そちはきっといい冒険者になるじゃろう」という彼の言葉に突き動かされるように大人になった少女は森を飛び出した。彼が考えてくれた名前であるヒヨリと、彼の苗字であるアダナシを名乗って。

老人に育てられたせいでかなり古風な言葉遣いをする。また、老人に教えてもらった中で一番好きな話が“とある冒険者パーティが鉄道で旅をする話”だったため、鉄道や旅というものにとても興味を示している。
芋虫が苦手。
一人称:わし
二人称:おぬし、そち

回復役/サブセージ/中衛
長命種らしくのんびりしていた性格だったはずが、賑やかなパーティメンバーにつられて段々と感情がころころ変わるようになってきた...かもしれない。
どちらかといえばツッコミ。
ティモと共に徒歩組をしている。
最近ブランカ・フベナーという推しができた。

「わしはヒヨリ、ヒヨリ・アダナシじゃ！よろしゅう頼むぞ、皆の衆！」
「わしは...非変転非人(ヒューマンレス)の皆の為に頑張れてるのじゃろうか。わしは、皆の役に立てているのじゃろうか。役に立てていないとしても、それでも──わしは、わしの責務を果たさねばならん。絶対に、皆を生きて帰す。たとえ、この身が枯れ果てようとも...！」

　1枚の美しい風景画。その中には1人の人物が描かれていた。白い髪に桜色を宿した瞳、雪の様に白い肌…それはヒヨリさんに非常に良く似ている。いや、本人と言っても差し支えないほどだろう。
　これを描いたのは、描けるのは世界で1人しかいない。ヒヨリさん、貴女を育て教えて名を与えてくれたエルフの老人…彼だと確信できる。
　だがその風景画を見つめていると、不可思議な点が見つかった。端に小さく書かれている日付、これは貴女が生まれるより前のものだったのだ。彼がヒヨリさんに出会ったのは偶然ではなく、必然…運命だったのだろうか。それは分からない。
　そしてヒヨリさん、貴女に記憶が流れ込む。彼がこの場所で絵を描いている瞬間、ふと外に目を配ると、吹雪になっており外に出れないこと。それは数刻だが、決して気のせいなどではない。