【La perdant】
(アルフレイム大陸蛮族領、魔動死骸区)- 入門条件
- 50名誉点、地位:名誉蛮族(250蛮族名誉点)
【La perdant】は、特定の創始者を持たず、不特定多数による長年の知識の結集と伝承という形で形成された流派です。先天的に持つ牙や爪と言った生体武器に重きを置いた戦闘術として、主に蛮族領において発達してきました。
この流派が勃興した背景の一つとして、ラミアやライカンスロープといった"中級"蛮族の存在があります。彼ら彼女らは下級妖魔からは一線を画した存在として、ドレイクなどの上級蛮族から重用される一方、警戒の対象でもありました。また、下級妖魔との差も絶対的なものではなく、下級妖魔の上澄みとは競争関係にあるという、蛮族社会の中間層としての厳しさに晒されていました。上からは不断の警戒と根本的な蔑視を、下からは敵対心と競争を――それが中級蛮族を取り巻く環境でした。
その様な状況で、上級蛮族の仲間入りをし、一線を画した存在になろう――つまりは下剋上――を求める者が現れたのは必然とも言えるでしょう。力が大きな価値を持つ蛮族社会に置いて、それを成し遂げる唯一の道は自らの武力によって上級蛮族を打ち倒すことでした。しかしながら上級蛮族の側付きとして、物理的には接近できるものの、武装は解除されている――その様な状況を打破する1つの方法として、徒手空拳で扱える生体武器を利用しようとする一派が生まれました。それがこの流派の源流であったと言われています。
しかし、そうした中級蛮族の努力が報われることはありませんでした。彼ら彼女らの不穏な動きを察知した上級蛮族達は、そうした一派を徹底的に弾圧し、要職から排除しました。その結果、この技術を体得していた多くの中級蛮族が殺され、迫害されることとなりました。かくして、この流派は負け犬による負け犬の技としてのレッテルを貼られたのです。
現在では蛮族領で細々と継承されている他、一部は人族社会に流れ、リルドラケンやミアキスと言った生体武器を持つ種族の技術と合流し、伝承されていると言われています。
流派装備
2023年5月時点で、この流派の対象となる生体武器を持つ種族は、ミアキス、リルドラケン、ラルヴァ、ライカンスロープ、ラミア、リザードマンです。
強化後の生体武器のデータはバルバロスブックに従います。
秘伝
《生体武器習熟A》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《武器習熟A/**》
- 限定条件
- 使用
- 適用
- リスク
- 概要
- Aランクの生体武器の使用を可能にする。生体武器のダメージ+1。
- 効果
この秘伝の習得者が生来武器で攻撃を行った時、ダメージを+1します。また、習得者が所持している生来武器をAランクのものに上昇させます。
《生体武器習熟S》
- 必要名誉点
- 200
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《武器習熟S/**》
- 限定条件
- 使用
- 適用
- リスク
- 概要
- Sランクの生体武器の使用を可能にする。生体武器のダメージ+2(合計+3)。
- 効果
この秘伝の習得者が生来武器で攻撃を行った時、ダメージを+2(合計+3)します。また、習得者が所持している生来武器をSランクのものに上昇させます。
《生体武器の達人》
- 必要名誉点
- 500
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《武器の達人》
- 限定条件
- 使用
- 適用
- リスク
- 概要
- SSランクの生体武器の使用を可能にする。
- 効果
この秘伝の習得者が所持している生来武器をSSランクのものに上昇させます。