容姿・経歴・その他メモ

地方の農村生まれの元気な少女。
本名をエフィーナ・キャロルと言い、友人からはエフィーと呼ばれている。
活発で自由な性格をしており、仕事に出てはすり傷を増やして帰って来る。
時折思いつめたような表情をするがあまり多くは語ろうとしない…

彼女は幼いころから冒険者を目指しており、少年期は修行の日々だった。
15の成人と同時に村を出て冒険者としての人生を歩み始め、3年が経った今では一端の冒険者として生計を立てるに至っている。

エフィーナという名前は遠い地の言葉で“イカリソウ”という花を表し、これは彼女の出生地が美しいイカリソウの群生地だったことに由来する。
そして、なんの偶然か彼女の人生はイカリソウの花言葉をなぞったような軌跡を描くことになる。


幼いころの彼女はリカントには珍しく泣き虫で引っ込み思案な少女だった。
そんな彼女には双子の妹がおり、その名をアリーシャという。
アリーシャは大人しいエフィーとは反対に活発で笑顔の絶えない少女だった。
姉妹仲は良好で、二人して冒険者になるためのトレーニングに励んでいた。

しかし、彼女らが10の頃、森の中で普段はそこに居ないはずの危険な魔物と遭遇してしまう。
魔物は腹を空かせているようで逃がしてくれそうにない。覚悟を決めた二人は魔物に勝負を挑んだ。
この戦いは激闘の末、魔物とアリーシャの相打ちで決着となった。
この時、エフィーも重傷を負い瀕死となっており、そんなエフィーを助けるべく傷のないアリーシャの心臓が移植された。

それから２年。体が回復し、心が生活に戻るまでにかかった時間。

別れを乗り越えることはできなかった。だが、向き合うことからは逃げなかった。
妹の死に向き合うとは彼女の最後の言葉を受け止めること。


アリーの様にはまだ笑えない。だけどもちょっとは明るくなれた気がする。
でも多分、まだ合格はもらえないかな


やがて少女は大人になり一歩を踏み出した。その胸に約束を秘めながら。


イカリソウの花言葉「君を離さない」「旅立ち」

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