容姿・経歴・その他メモ

俺はとある人間の貴族が納めていた領地の小さな集落で暮らしていた。俺の家族はナイトメアの俺でも愛情を注いでくれた。幼い妹と弟も良く懐いてくれたが、集落の皆はよそよそしかった。だが、一家族だけとても仲が良かった。そこの娘も俺と同じくナイトメアだった。同じナイトメア同士よく一緒にいた、お互い恋に落ちるのはは時間の問題だった。恋人になった当初妹と弟は拗ねてしまったが集落の皆は祝福してくれた。例えその裏に安堵の感情があったとしても嬉しかった。しかし世界は残酷だった。俺と彼女とそれぞれの家族と山にピクニックに行ったときだった。俺の家族は彼女の両親に毒殺されてしまった。偶々毒の入った料理を少なく食べていた俺は瀕死になってしまった。俺達が死んだと思ったのか奴らはペラペラと喋りだした。俺の彼女はとても美人で人間達の間で有名だったらしく、俺たちのいた土地を納めていた貴族に目を付けられてしまった。彼女を欲した貴族は金をやる代わりに俺を殺し娘を貰ってやると言ったそうだ。劣等種に娘を渡すより貴族に嫁がせた方が利益になる。そう考えたそうだ。それを聞いて倦怠感も吐き気も身体中の痛みも何もかも感じなくなった。あんなに家族絡みで仲良くしていたのに、彼女と付き合った時集落の誰よりも喜び祝福してくれていたのに、あれは演技だったのか？内心では俺を見下していたのか？頭が真っ白になった。その後俺達家族は渓谷に落とされてしまった。奴らは此で金が手にはいると喜んでいたが、彼女も一緒に落ちてきた。彼女はごめんなさいと謝りながら俺に抱き締めてきた。俺は弱々しい力で彼女を抱き締め返した。渓谷の下は川になっていて運良く俺はどこかの岸に打ち上げられていた。だがそこに俺の家族や抱き締め合っていた彼女はいなかった。なぜ俺の家族が殺されなくてはならなかった！なぜ彼女もこんな目に合わなければならなかったんだ！憎い…憎い！奴らが憎い！奴らに俺を殺すよう指示を出した貴族が憎い！何より誰も守れなかった自分自身が憎い！殺してやる！あいつらを殺してやる！彼女は何処だ？瀕死だった俺が生きているんだ、必ず何処かにいる筈だ必ず見つけ出す。そのためには力が欲しい、全てを守る力が欲しい！今度こそ大切な人を誰１人傷つけないようにするために。そしてナイトメアのための国を作り誰も傷つかない国にする。
元々は優しく妹や弟達の世話を良くしてたので小さい子には少々弱い。裏切られてからはやさぐれてぶっきらぼうで人とあまり関わらないが元来の優しさはなかなか抜けずフォローはする。

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