容姿・経歴・その他メモ

性格：穏やか
髪：クリーム色
目：青

冒険に憧れているエルフの少年
少々世間知らずなところが目立つが、やる気だけは人一倍


「ここがグランゼールかぁ」
クリーム色の髪からエルフ耳が見え隠れする少年は、きょろきょろと周りを伺いながら町を歩く。
好奇心だけで故郷を飛び出し、この迷宮王国グランゼールに来たはいいものの、さて、何をすべきか。
強いパーティーにでも運よく入らせてもらって、経験を積みたいところだが。しかし
「そんなに上手くいかないよなぁ」
自分がかなりの世間知らずなことは知ってるし、考えるよりも先に行動してしまうことがどれだけ無謀なことなのかも分かってる。
だが、ただ勉学に励んでぬくぬくとしているだけの生活には耐えられない。僕は信頼できる仲間たちと共に胸躍るような冒険がしたいんだ。


ふと、掲示板の張り紙に目がつく。
「ん、なんだって、"階層迷宮＜魔剣の遺志＞"...?」
それは、先刻とあるルーキーのパーティーが階層迷宮＜魔剣の遺志＞の第0階層をクリアしたという情報だった。
自分がグランゼールに到着したときには、町は第0階層をクリアしたという噂で持ち切りになっていたのだが、まさかルーキーチームがこんな偉業を成したなんて。
「いいなぁ、僕も参加できればいいのに」
他人の軌跡をただ眺める、うらやむことしかできない自分がただただ情けなく感じた。



張り紙には続けて、こんな記載がある。

階層迷宮＜魔剣の遺志＞について
・各階層をクリアすると新たな階層が解放される
・特定の力量をもつ冒険者であれば新たな階層から参加できる
・冒険者は転移門に手をかざすことで自分がどの階層に適した力量なのかを知ることができる

この項目を目にした途端、アルフィの目が輝きだす。
「まだ、チャンスはある」

呟いた言葉の意味をもう一度頭の中で反芻した時には、転移門へ向かうべく駆け出していたのだった



～数分後、王国のどこか～
「転移門ってどこにあるの....?」

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