《狙撃》で狙いを定める際に宣言します。続くラウンドでのイニシアチブ判定の達成値を+4します。

　「近距離戦闘では動き回る敵に対して素早く狙いを定める必要がある」

　《狙撃》に続く主動作での射撃攻撃で宣言可能です。この射撃攻撃は《狙撃》の効果を得られる種類のものである必要があります。
　《牽制攻撃Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ》の効果に加え、命中力を-2することで《狙撃》時に狙いを定めた対象から射撃対象を変更することができます。この効果による対象の変更では《狙撃》状態は解除されず、新たな対象に狙いを定めていたものとして扱います。
　変更して新たに狙う対象は《狙撃》で狙える対象である必要があります。

　「戦況が目まぐるしく変わる近距離戦闘では臨機応変に対象を変更して攻撃することが求められる。軍師の広い視野は狙いを定めながらも戦局を見極めることを可能にするだろう」

　《狙撃》に続く主動作での射撃攻撃で宣言可能です。この射撃攻撃は《狙撃》の効果を得られる種類のものである必要があります。この射撃では《狙撃》によるダメージ2倍効果を得られない代わりに、威力表決定の出目を+3/+5/+7します。この効果は最初に振る威力表の出目にのみ適用されます。(【クリティカルレイ】と同様です。)
　アイテム等の効果を得る場合、この秘伝を宣言した射撃は《狙撃》後の射撃として扱います。また、この秘伝を宣言して射撃攻撃を行った場合、直後にその射撃対象に《狙撃》扱いで狙いを定めることができます。

　「近距離戦闘での狙撃は継続して目標に射撃を命中させることが求められる。また、熟練の狙撃手は撃ち抜くべき対象を見失わない。一撃の決定力を犠牲にしてでも、連続して高精度な射撃を行え」

　先制判定に成功した場合、戦闘準備で《先陣の才覚》によって陣気を蓄積させる代わりに《狙撃》で狙いを定めることができます。

　「軍師としての先見の明は、敵が姿を現す前から狙いを定めることを可能にする」

　《狙撃》に続く主動作での射撃攻撃で宣言可能です。この射撃攻撃は《狙撃》の効果を得られる種類のものである必要があります。この射撃では威力表決定の出目を+5/+7します。この効果は最初に振る威力表の出目にのみ適用されます。(【クリティカルレイ】と同様です。)《マークスマンⅢ》とは異なり、《狙撃》のダメージ2倍条件を満たした場合、合算ダメージが2倍になります。《狙撃》状態を維持することはできません。
　この秘伝を宣言した場合、攻撃の成否に関わらず、次の主動作では射撃武器による攻撃を行うことができません。

　「近距離戦闘での狙撃は継続して目標に射撃を命中させることが求められるが、時には一撃で確実に仕留めることも必要だろう」

　この秘伝を習得している場合、1ラウンドに2回の宣言特技を宣言できます。ただし、そのうち少なくとも1つは【エルンシュタット流戦闘狙撃術】の秘伝でなければなりません。

　「あらゆる状況に対応して戦術を組み立てられるのが最も優れた狙撃手(エース)たる資質だ」