身長／体重：195ｃｍ・95ｋｇ
出身：ブルライト地方
活動地域：ブルライト地方
知能／思考：普通／温厚
学力：低
一人称：自分(筆談時)

　彼の一族はソレイユの中でもかなり異質な部族であり、『一人前となるその日まで、部族外の者に肌を晒すこと、声を聞かれることを禁ず』という掟が存在する。彼はその掟に従い、常に全身鎧にフルフェイスの兜を装備している。神への祝詞を唱える時だけ僅かに声を発するが、兜のせいでまず聞こえない
　彼がユーシズへとやってきたのは、自己研鑽の一環である。自ら過酷な環境に身を置くことで、己を鍛えようとしているようだ

　表情が一切わからず、声も出さない為、コミュニケーションを取ることは難しいが、少なくとも鈍感であったり、考え無しである訳ではないらしい。寡黙でありながら、全身鎧でソレイユ語を表現するその姿は見ていてとてもうるさい。しかし細かいニュアンスが伝わらず、意思伝達が困難であると彼が判断した場合、筆談を行うようだ。筆談時の彼はとても丁寧な語調で無駄に達筆

　戦闘においてはパーティの盾を担う。前衛で回復を行う為、「射程:接触」系の魔法が使いやすい。ただし、練技を主体に置いている関係上、ＭＰが枯渇しやすい。アイテム等で補助することで、真価を発揮する
　種族特性は活かせないが、彼が鎧を脱ぐ時は掟に背く時である為、まず起こらないだろう

　彼が抱える問題は、言うまでもなく一族の掟に起因している。話せない、素肌を見せられないというのは、集団生活においてこの上ない障害となる
　しかし、彼個人が抱える問題は、心まで鋼で出来ているのではないかと疑う程の不動性にある。どこまでも合理的に考え、掟を優先するが故に他者との繋がりに価値を見出すことができないでいる。それについてすら、彼自身は特に問題視していない。常に冷静に状況を俯瞰し、行動する。心乱すことなく自己研鑽に努める
　そんな『無感動』な姿は最早人のそれではなく、魔動機とさえ呼べる。人として歪な様が人並みになる日は来るのか。それは、君たちの行動次第である