【ホムラ一刀流・居合之型】
(カガリノカミ地方)- 入門条件
- 50名誉点
カーサリア群島南部に位置するカガリノカミ地方には、大陸本土とは全く違う文化が形成されています。魔動機文明時代まで他地方との交流が殆どなかったこともあり、現在も固有の文化が色濃く残っていることで有名です。
今から約800年前の魔動機文明時代中期、カガリノカミ地方の一国「コノミキ自然王国」に、ホムラ・ミカズチというエルフの剣士がいました。
人間と比べて非力だった彼女は、その埋め合わせをするかのように、剣の「速さ」を極め、「音速の剣士」と呼ばれるまでになったと言われています。
そんなホムラの剣術の中でも特徴的だったのが、腰に帯びた剣を鞘から抜くと同時に一撃を与える抜刀術です。
予備動作の少ない抜刀術は回避が難しく、攻撃の後の僅かな隙すらも狙うことができました。
魔動機文明時代後期になると本土との交流も活発になり、音速の剣士ホムラの噂も大陸本土へ渡っていきました。そして、彼女に弟子入りしようという者が現れたのです。
そうして、【ホムラ一刀流・居合之型】はブルライト地方へと渡り、弟子が本土で道場を開いたことで少しずつ大陸に広まっていきます。
〈大破局〉によって道場の殆どは失われてしまいましたが、生き残った継承者たちが再び道場を開き、現在はブルライト地方を中心に冒険者の間で広まっています。
流派アイテム
【ホムラ一刀流・居合之型】では、ホムラが使っていた片刃の剣“スサノオ”を複製し、入門者に販売しています。また、武器の扱いに長けた者には、その中でもより切れ味の鋭いものを選別し販売しています。
| 名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 贋作“スサノオ” | 13 | 〈ソード〉A | 1,630 +20名誉点 | |
| 真打“スサノオ” | 13 | 〈ソード〉S | 5,350 +30名誉点 |
秘伝
《居合の構え》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 常時型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 1H〈ソード〉&逆側の手に装備なしor居合2H〈ソード〉
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 主動作の後に武器を鞘に収納できる。
- 効果
主動作を行った後でも、手に装備ないし保持している1H〈ソード〉を補助動作で鞘に収納できるようになります。ただし、素早い納刀のためには鞘を手で保持する必要があるため、〈ソード〉を装備ないし保持していない方の手には「用法:1H拳」以外の武器を装備していたり、道具などを保持していたりしてはなりません。〈操りの腕輪〉による見えない手は、鞘の保持に使用可能です。
例外として、「用法:居合2H」の〈ソード〉もこの秘伝の効果で鞘に収納することができます。そうした場合、その武器を再び「用法:居合2H」として使用することができます。
《抜刀術・陽炎》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《居合の構え》
- 限定条件
- 1H〈ソード〉&両手に装備なしor居合2H〈ソード〉
- 使用
- フェンサー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 抜刀攻撃による《カウンター》を行える。
- 効果
この秘伝の習得者は、近接攻撃の対象にされたときに、それを躱しながら剣を抜いて攻撃することができます。
戦闘特技《カウンター》と同様に、回避力判定の代わりに鞘に収納している1H〈ソード〉による命中力判定を行います。このとき、片手で鞘を保持し、もう片方の手で剣を抜くため、左右とも手には「用法:1H拳」以外の武器を装備していたり、道具などを保持していたりしてはなりません。〈操りの腕輪〉による見えない手は、鞘の保持に使用可能です。
例外として、「用法:居合2H」の〈ソード〉を装備している状態でもこの秘伝を宣言できます。その場合は、装備している〈ソード〉による攻撃を行います。
達成値で上回れば行われた近接攻撃を回避し、同時に1H〈ソード〉による攻撃が成功したものとして相手にダメージを与えることができます。達成値が同点、または迎え撃つ側が小さかった場合、《カウンター》失敗時と同様、威力表や打撃点決定の2dの出目を「12」としたダメージを受けることになります。
この秘伝による攻撃に宣言特技を宣言することはできません。
この秘伝の効果は《カウンター》同様、10秒(1ラウンド)の間に、最大で1回しか使うことはできません。
この秘伝による攻撃を行った後は、攻撃に使用した武器を片手に装備している状態になります。
《抜刀術・烈火》
《抜刀術・豪炎》
《抜刀術・煉獄》
- 必要名誉点
- 30
40
50
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅰ》変化型
《必殺攻撃Ⅱ》変化型
《必殺攻撃Ⅲ》変化型
- 前提
- 《居合の構え》
《抜刀術・烈火》
《抜刀術・豪炎》
- 限定条件
- 1H〈ソード〉&両手に装備なしor居合2H〈ソード〉
- 使用
- フェンサー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力判定-2
回避力判定-1
なし
- 概要
- 命中力+1、威力表参照の出目+1
- 効果
相手の眼前で素早く剣を抜き、攻撃します。
この秘伝を宣言したとき、鞘に収納している1H〈ソード〉を使用して近接攻撃を行うことができます。このとき、片手で鞘を保持し、もう片方の手で剣を抜くため、左右とも手には「用法:1H拳」以外の武器を装備していたり、道具などを保持していたりしてはなりません。〈操りの腕輪〉による見えない手は、鞘の保持に使用可能です。
例外として、「用法:居合2H」の〈ソード〉を装備している状態でもこの秘伝を宣言できます。その場合は、装備している〈ソード〉による攻撃を行います。
宣言を行った攻撃では命中力判定に+1のボーナス修正を得ます。
さらに、この攻撃が命中した場合、基礎特技と同様、威力表使用時の出目が3~11の場合、それが+1されます。
《抜刀術・烈火》ではリスクとして、あらゆる回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。このペナルティ修正は《~豪炎》では-1に軽減され、《~煉獄》では、なくなります。
なお、《~煉獄》の効果には、その基礎特技が持つ対象のクリティカル耐性を無視する効果は付随しません。
この秘伝による攻撃を行った後は、攻撃に使用した武器を片手に装備している状態になります。